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3つの方針

①卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー:DP)

薬学科 【2024年度入学者より】

日本薬科大学の建学の精神である「個性の伸展による人生練磨」に基づき、創造的医療人、時代と地域社会に適応できる医療人、惻隠の心をもつ医療人、統合医療を実践できる医療人の養成を達成するために、卒業時に以下の資質・能力を身につけた者に対し、学位を授与します。

  1. 疾病の予防や治療について創造的思考力
    • (1)薬学的知識と技能を修得し、課題解決に向けた科学的思考力と探究心を身につけている
    • (2)情報・科学技術を活かし、薬物治療を実践できる能力を身につけている
    • (3)自己及び他者と共に研鑽しあうことができる
  2. 時代と地域・国際社会に適応できる能力
    • (1)その時々に応じて地域社会から国際社会にわたる広い視野に立つことができる
    • (2)医療における多職種連携の役割を理解し、患者・生活者、医療者と共感的なコミュニケーションがとれる
  3. 医療人としての高い倫理観
    • (1)全人的、総合的に患者・生活者の立場に基づいた倫理観を身につけている
    • (2)豊かな人間性を持ち、生命の尊厳に関する深い認識をもちながら医療を行う力を身につけている
  4. 疾病のみならず未病段階にまで視野を広げた統合医療の実践能力
    • (1)統合医療を修得し、その成果を医療や地域社会に還元できる力を身につけている
薬学科 【2023年度までの入学者】

学園の建学の精神「個性の伸展による人生練磨」を基本理念とし、薬学科においては、6年間の教育課程を修了して所定の単位を修得することにより、以下の力を身につけた学生に対して学位を授与する。


  • 知識:薬に関する基本的知識に加え、生活習慣病の治療と予防、セルフメディケーションおよび臨床に関する専門的知識を修得している。
  • 技能:医療の現状について理解を深め、社会や他者と適切なコミュニケーションを図りながら、薬学の専門家として医療に積極的に参画できる実践的能力を修得している。
  • 態度:患者や生活者の立場に立って、豊かな人間性と生命の尊厳について深い認識をもち、自ら考え、医療人として責任を持った行動を取ることができる。 問題発見・解決力:薬学の専門家として教育・研究を遂行する意欲と態度を持って自己研鑚に励み、思考力・判断力・表現力を身につけて、問題を解決することができる。 統合医療の理解と実践:西洋医学とともに、日本の伝統医学である漢方医学の考え方を取り入れた「統合医療」を理解し、実践できる知識と技能を身につけている。

なお、この卒業認定・学位授与の方針は、「薬剤師として求められる10の基本的な資質」に、本学独自の教育である「統合医療の理解と実践」を加えた11の資質を包含しており、「卒業までに身につける11の力」として①薬剤師としての心構え、②患者・生活者本位の視点、③コミュニケーション能力、④チーム医療への参画、⑤基礎的な科学力、⑥薬物療法における実践的能力、⑦地域の保健・医療における実践的能力、⑧研究能力、⑨自己研鑚、⑩教育能力、⑪統合医療の理解と実践、に掲げる能力の修得を到達目標とする。


医療ビジネス薬科学科 【2024年度入学者より】

医療ビジネス薬科学科では、建学の精神である「個性の伸展による人生練磨」に則り、ヘルスケアの専門家として、幅広い知識と実践力のある人材を育成するために、卒業時に以下の資質・能力を身につけた者に対し、学位を授与します。

  1. ヘルスケア関連分野に貢献できる基本的資質(知識・技能)
    • (1)ヘルスケア関連分野で必要とされる医療、健康、生活及びビジネスに関連する幅広い専門知識を有し、個々の生活者の ウェルビーイングの実現に寄与する能力を身につけている
    • (2)地域社会から国際社会にわたる広い視野に立つことができ、他者との適切なコミュニケーションを図りながら、ヘルスケア関連産業や医療機関に積極的に参画できる能力を身につけている
  2. ヘルスケア関連分野に貢献できる実践能力(態度)
    • (1)薬学の知識を持ったヘルスケアの専門家として、前向きな意欲と態度をもって自己研鑽に励み、思考力・判断力・表現力 を身につけ、責任をもって行動することができる
    • (2)各コースの特徴・内容・専門性を理解し、実践できる能力を身につけている
  3. ヘルスケア関連分野における問題発見・解決力
    • (1)ヘルスケアを取り巻く社会情勢を認識し、主体性をもって自ら考え、問題を発見し、それを解決する能力を身につけている
  4. 疾病のみならず未病段階にまで視野を広げた統合医療を実践能力
    • (1)西洋医学のみならず漢方・伝統医学などを融合した統合医療を理解し、その成果を医療や地域社会に還元できる能力を身につけている
医療ビジネス薬科学科 【2023年度までの入学者】

学園の建学の精神「個性の伸展による人生練磨」を基本理念とし、医療ビジネス薬科学科においては、4年間の教育課程を修了して所定の単位を修得することにより、地域社会における公衆衛生の向上と増進に貢献できる医療ビジネス系人材として以下の力を身につけた学生に対して学位を授与する。


  • 知識:医療関連産業や医療機関で必要とされる医療およびビジネス領域に関する幅広い専門知識を修得している。
  • 技能:医療の現状について理解を深め、社会や他者と適切なコミュニケーションを図りながら、薬の専門家として医療ビジネス産業に積極的に参画できる実践的能力を修得している。
  • 態度:医療を取り巻く社会情勢を認識し、自ら考え、薬の専門家として責任を持った行動を取ることができる。
  • 問題発見・解決力:薬の専門家として教育・研究を遂行する意欲と態度を持って自己研鑚に励み、思考力・判断力・表現力を身につけて、問題を解決することができる。

②教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー:CP)

薬学科

学園の建学の精神「個性の伸展による人生練磨」を基本理念とし、薬学科の教育目標を達成するために、以下の方針に基づいて6年間の教育課程を編成し、教育を実践する。

  1. 教育課程は、薬学教育モデル・コアカリキュラム平成25年度改訂版に準拠した授業科目を約7割、統合医療をはじめとする本学独自の授業科目を約3割として編成する。
  2. 低学年の薬学導入教育科目、薬学教育専門科目から高学年の医療薬学の内容を主とする医療薬学教育科目へ体系的に順次性をもって学修するように編成する。
  3. 見識ある人間としての基礎を築き、医療人として必要な人間性や知性を養うために、1年次に選択科目II(A群、B群、C群)として教養系科目を配置する。
  4. 専門性を深めるために、健康薬学、漢方薬学及び医療薬学の3コースそれぞれの独自科目を配置する。
  5. 医療人である薬剤師としての意識を醸成するために、全学年にわたって医療人教育を行なう。特に1~4年次にヒューマニティ・コミュニケーション科目を体系的に配置し、医療人としての基盤教育を実施する。
  6. 医療安全に関する教育および生涯学習の意欲醸成のための教育を実施する。
  7. 1年次から卒業時まで継続的に英語教育を行う。特に1~2年次においては少人数クラスで実施するとともに、「読む」「書く」に加えて「聞く」「話す」教育も実施する。医療現場で活用できる英語力を身につけるために3~4年次に薬学原書講読IおよびIIを配置する。さらに選択科目として海外薬学研修プログラムを1~6年次に配置する。
  8. 講義内容の理解を深め専門的な技能を身につけるために、低学年から高学年まで順次性をもって実習科目を配置する。
  9. 成績評価は、科目の特性に応じて適切かつ多様な評価方法と基準を設ける。知識および理解度については試験やレポートによる評価、技能や態度、問題発見・解決能力等についてはルーブリック等を利用したパフォーマンス評価により行う。
  10. 卒業時に求められる総合的な学修成果は、学年進行時に卒業までに身につける11の力に関する総合的達成度評価として、学修ポートフォリオ(自己評価)および各科目成績を11の力に関してウェート化して算出する総合的達成度評価により評価する。

医療ビジネス薬科学科

学園の建学の精神「個性の伸展による人生練磨」を基本理念とし、医療ビジネス薬科学科の教育目標を達成するために、以下の方針に基づいて4年間の教育課程を編成し、教育を実践する。

  1. 教育課程は、薬学系教育科目とビジネス系科目を2本の柱として、それぞれ順次性をもって編成する。
  2. 低学年から、医療事務系資格およびビジネス系資格の取得可能なカリキュラムを編成することにより、本学科生の勉学へのモチベーションの向上を図る。
  3. 全学年にわたり、コミュニケーション能力の育成とキャリア教育の充実を図る。
  4. 専門性を深めるために、情報薬学、ビジネス薬学、スポーツ薬学及び栄養薬学の4コースそれぞれの独自科目を置く。
  5. 成績評価は、科目の特性に応じて適切かつ多様な評価方法と基準を設ける。

③入学者受入の方針(アドミッション・ポリシー:AP)

薬学科

学園の建学の精神「個性の伸展による人生練磨」を基本理念とし、薬学科の教育目標を達成するために、多様な選抜を実施することにより、以下の資質をもつ者を受入れる。

  1. 高等学校の教育課程を幅広く修得しており、理科系科目(化学、数学、物理、生物)の基礎的な内容を身につけている。
  2. 身の周りの問題について、知識や情報をもとにして、筋道を立てて考え自分なりの結論を導き、説明することができる。
  3. 薬剤師となって、社会に貢献したいという明確な目的意識と意欲がある。
  4. 入学前教育として求められる、必要な基礎的な知識を身につけるためのプログラムに最後まで取り組むことができる。

医療ビジネス薬科学科

学園の建学の精神「個性の伸展による人生練磨」を基本理念とし、医療ビジネス薬科学科の教育目標を達成するために、多様な選抜を実施することにより、以下の資質をもつ者を受入れる。

  1. 高等学校の教育課程を幅広く修得しており、特に国語、数学、理科、英語の基礎的な内容を身につけている。
  2. 身の周りの問題について、知識や情報をもとにして、筋道を立てて考え自分なりの結論を導き、説明することができる。
  3. 医療ビジネス薬科学科の知識や経験を持って、社会に貢献したいという明確な目的意識と意欲がある。
  4. 入学前教育として求められる、必要な基礎的な知識を身につけるためのプログラムに最後まで取り組むことができる。
  5. 研究目標

    薬学科

    ア. 基礎薬学研究の推進                      

    深い洞察に基づく、基礎薬学研究を積極的に推進する。

                    

    イ. 応用薬学研究の発展充実                      

    基礎研究を基盤とした応用薬学研究を発展充実させ、医療や福祉の増進に貢献する。

                    

    ウ. 国際社会や地域社会との連携                      

    国際社会や地域社会と連携した学術研究を推進する。

                    

    エ. 統合医療の実現を目指した研究の推進

    統合医療の実現を目指して、特色ある研究を推進する。創造的医療人、時代と地域社会に適応できる医療人、惻隠の心をもつ医療人、統合医療を実践できる医療人の育成を目標とする。


    医療ビジネス薬科学科

    ア. ヘルスケア研究の推進                      

    ヘルスケアビジネス分野の医療、健康および生活に関する研究を推進し、超高齢化社会における健康寿命延伸とヘルスケア産業の育成に貢献する。

                    

    イ. 健康・医療情報の利活用に関する研究の推進                      

    健康・医療情報の利活用に関する研究を発展させ、医療、福祉や健康の増進に貢献する。

                    

    ウ. 国際社会や地域社会との連携                      

    国際社会や地域社会と連携した学術研究を推進する。

                    

    エ. 統合医療の実現を目指した研究の推進

    統合医療の実現を目指して、特色ある研究を推進する。