分野・センター

生命科学薬学分野

生命科学薬学分野は、生化学、分子生物学および微生物学を基盤として、生命現象や薬物の作用機序などを薬学の視点から分子レベルで解明する研究を行っています。
主に2つの部門から成り、1つの部門はDNAやタンパク質などの生体分子について分子生物学的手法や質量分析法などを使って研究しています。研究内容としては、動脈硬化や脳血管疾患・心疾患(血栓症)などの生活習慣病に関わる複合脂質の研究および生体反応の変化に伴う細胞内タンパク質の変化とそれらタンパク質の同定を行っています。更に「皮膚の機能維持」、「インスリン分泌調節」および「がん細胞の増殖・浸潤」に着目した新しい生理活性ペプチドの探索とその活性調節のメカニズムの解明も行っています。
もう1つの部門では、薬剤耐性化の機序や抗真菌薬の開発について細菌や真菌などの微生物を用いた研究を行っています。病原細菌の新しい薬剤耐性機構の解明を目指して、化学療法学的・分子生物学的手法を用いて研究しており、薬剤耐性の仕組みを詳しく知り、感染症の予防・治療や抗菌薬の開発に役立てたいと考えています。
また講義では、生化学、分子生物学、微生物学のほかに免疫学や細胞生物学も担当しています。

教授
都築稔
副学長
都築稔
教授
山田俊幸
教授
山岸純一
教授
京ヶ島守
教授
准教授
山本博之
准教授

 

 

業績 生命科学薬学分野

学術論文

  • Tanaka K., Tamiya-Koizumi K., Yamada M., Murate T., Kannagi R., Kyogashima M., Individual profiles of free ceramide species and the constituent ceramide species of sphingomyelin and neutral glycosphingolipid and their alteration according to the sequential changes of environmental oxygen content in human colorectal cancer Caco-2 cells, Glycoconj J. 31, 209-219(2014).
  • Komatsu T., Katsuyama S., Mizoguchi H., Sakurada C., Tsuzuki M., Sakurada S., Sakurada T., Spinal ERK2 activation through δ2-opioid receptors contributes to nociceptive behavior induced by intrathecal injection of leucine-enkephalin. Peptides, 54, 131-9 (2014).
  • 守谷智恵,川上賀代子,根岸和雄,坪井誠二,脱延期部位損傷乗り越え複製における酵母Rev1タンパク質Gly193 → Arg変異の影響, 就実大学薬学雑誌2,52 - 57 (2015).
  • 木島大貴,早津彦哉,綿矢有佑,木村道夫,根岸和雄,重亜硫酸イオンによる 5-メチルデオキシシチジン脱アミノ反応におよぼす重水の影響について,Bisulfite sequencing 法改良の試み, 日本薬科大学教育紀要1,88-92 (2015).

学会発表

〇国内学会

  • 京ケ島守,田中広治,山田真希,小泉恵子,村手隆,神奈木玲児,酸素濃度変化が大腸癌細胞株Caco2のセラミド・スフィンゴミエリン・糖脂質分子種へ与える影響,第56回日本脂質生化学会,6月,大阪 (2014).
  • 京ケ島守,質量分析による遊離セラミド・スフィンゴミエリン・スフィンゴ糖脂質分子種の包括的解析 -測定法の利点・限界・課題-,第9回スフィンゴテラピィ研究会,7月,加賀 (2014).
  • 水谷直樹,大森由佳里,鈴木元,小泉恵子,高木明,小嶋哲人,野澤義則,京ケ島守,村手隆,SPHK2 is regulated by CREB in serum depleted condition,第9回スフィンゴテラピィ研究会,7月,加賀(2014).
  • 鈴木元,村手隆,京ケ島守,高橋隆,肺癌転移におけるスフィンゴ脂質代謝経路とセラミド合成酵素CerS6の必須な機能,第73回日本癌学会学術総会,9月,横浜 (2014).
  • 只野-有冨桂子,久樹晴美,京ケ島守,横山三紀,岡崎具樹,セミノリピド合成酵素欠損マウス精巣のリン脂質およびタンパク質解析,第87回日本生化学大会,10月,京都 (2014).
  • 河野健吾,木村道夫,根岸和雄,紫外線によるオリゴヌクレオチド中シトシンの光水和反応の解析について,日本環境変異原学会第43回大会,12月,東京(2014).
  • 和田一幸,根岸和雄,紫外線のRNAへの影響,ウリジン光水和物の研究,日本薬学会第135年会,3月,神戸(2015).
  • 小林宥吾,更家 信,山岸純一,川井眞好,コアグラーゼ陰性ブドウ球菌属のトリクロサン抵抗性メカニズム,日本薬学会第135年会,3月,神戸(2015).
  • 山岸純一,住本千明,西野邦彦,賀来満夫, Acinetobacter baumanniiのレボフロキサシン耐性獲得機構,日本薬学会第135年会,3月,神戸(2015).
  • 川井眞好,山岸純一,コアグラーゼ陰性ブドウ球菌属のトリクロサン抵抗性メカニズム,第30回日本環境感染学会総会,2月,神戸(2015).
  • 住本千明,酒寄夏希,山岸純一,アシネトバクターのキノロン耐性獲得機構,第58回日本薬学会関東支部大会,10月,東京(2014).
  • 鈴浦 杏,松島恭平,山岸純一,アシネトバクターのキノロン耐性菌出現頻度,第58回日本薬学会関東支部大会,10月,東京(2014).
  • 新井咲紀,中澤正敏,斎藤 博,山岸純一,薬学生より分離したブドウ球菌属の薬剤感受性と菌株同定,第58回日本薬学会関東支部大会,10月,東京(2014).
  • 小金井彩花,田中勇輔,斎藤 博,山岸純一,ペットより分離した細菌の薬剤感受性とキノロン耐性機構.第58回日本薬学会関東支部大会,10月,東京(2014).
  • 住本千明,西野邦彦,山田作夫,賀来満夫,山岸純一, Acinetobacter baumanniiのレボフロキサシン高度耐性獲得機構,第62回日本化学療法学会総会,6月,福岡(2014).
  • 中谷博晃,矢野寿一,賀来満夫,山岸純一,臨床分離 Acinetobacter 属のキノロン耐性機構,第62回日本化学療法学会総会,6月,福岡(2014).
  • 廣澤美香,霧島正浩,山岸純一,ペットより分離した Stenotrophomonas maltophiliaのキノロン耐性機構,第61回日本化学療法学会総会,6月,福岡(2014).
  • 熊谷優花,川井眞好,霧島正浩,山岸純一,健常人より分離したブドウ球菌属のキノロン耐性機構.第61回日本化学療法学会総会,6月,福岡(2014).
  • 山岸純一,川井眞好,西野邦彦,山田作夫,賀来満夫,無核細胞検出系を用いた生薬由来DNAジャイレース阻害化合物の探索,第62回日本化学療法学会総会,6月,福岡(2014).
  • 川井眞好,更家 信,山岸純一,ブドウ球菌属のトリクロサン抵抗性メカニズム,第62回日本化学療法学会総会,6月,福岡(2014).
  • 野澤直美,木村道夫,安田高明,渡辺 博,都築 稔,初年次教育における多面的教育活動を通した医療人育成の検証,初年次教育学会第7回大会,9月,奈良(2014).
  • 木村道夫, 畠山祐丞, 鈴木孝明, 武藤美咲, 下川 修, Candida glabrata呼吸欠損株(NY005)の性質,シトクローム及びタンパク質発現の変化,第87回日本生化学会大会,10月,京都(2014).
  • 喜名あかね, 岡田胡美, 木村道夫, 下川 修,病原真菌 Candida albicans から分離した呼吸欠損変異株KA1 の性質(1)~薬剤感受性,日本薬学会第135年会,3月,神戸(2015).
  • 木村道夫, 喜名あかね, 鈴木孝明, 下川 修,病原真菌 Candida albicans から分離した呼吸欠損変異株KA1 の性質(2)~細胞学的考察,日本薬学会第135年会,3月,神戸(2015).
  • 中島孝則, 野澤直美, 木村道夫, 安田高明, 齋藤 博, 松田佳和, 渡辺 博,初年次教育における多面的教育活動を通した医療人育成の検証,日本薬学会第135年会,3月,神戸(2015).

研究費の受入状況

  • 根岸和雄(代表),文部科学省科学研究費補助金挑戦的萌芽研究,UV損傷の再検討—DNA中ピリミジン塩基の光水和反応について,3,640千円 (2013-2015).
  • 山岸純一(代表),文部科学省科学研究費補助金基盤研究C,アシネトバクター属のキノロン薬耐性メカニズムの解明と新規創薬ターゲットの探索.5,460千円(2012-2014).
  • 山岸純一(代表),物質・デバイス領域共同研究拠点,大阪大学 産業科学研究所,平成26年度一般研究課題,薬剤排出系を中心としたキノロン耐性アシネトバクターの耐性機構の解明 : キノロン耐性DNA gyraseタンパク質のバーチャル構造の解析,1,000千円 (2014).
  • 山岸純一 (代表), 上野製薬株式会社との共同研究, セレウス菌に対する抗菌化合物の作用機構に関する研究,1,000千円(2014).