「方輿輗」(ほうよげい)

有持桂里(ありもちけいり、1758-1835)による医方集。門人の八谷文恭(やたがいふみちか)により筆受。

刊本には、「校正方輿輗」15巻と写本である「縞本方輿輗」18巻の二つがある。病床別に門を分け諸家の要方、自己の経験を考証、詳述。

処方は古方と後世方の折衷的立場を取る。