教員プロフィール

船山 信次

船山 信次 教授

船山 信次 教授

「薬毒同源」を原点に、より安全な創薬を追求しています。

本学は日本で初めて漢方薬学科が設立された大学です。JR大宮駅にも近く、抜群の交通アクセスでありながら、素晴らしい自然に恵まれた伊奈の地に、広大なキャンパスと充実の設備を擁する本学ほど薬学教育に相応しい場所はありません。薬学は自然科学であると同時に、医療の中核を担う人物の育成も期待されている、やりがいのある分野です。みなさんといっしょに勉強する日を楽しみにしています。私は現在、高等植物を中心に、その他微生物由来の抗生物質など、天然物を起源とする有用な天然有機化合物の単離・精製、および化学構造の研究を行なっています。特に有用な物質が多いアルカロイドと称される一群の天然有機化合物に着目する一方、「薬毒同源」の考え方から、種々の植物由来の有毒成分を明らかにする研究も実施しています。

最近の研究教育業績

 

 

略歴

  • 東北大学薬学部卒、同大学院薬学研究科博士課程修了、薬学博士。米国イリノイ大学薬学部留学、北里研究所室長補佐、東北大学薬学部専任講師、青森大学工学部教授、弘前大学客員教授等を経て現職。

 

総説

  • 船山信次 (2017) わが国に見られる植物に由来する神経毒.Clinical Neuroscience. 35(12): 1432-1439
  • 船山信次 (2017) 蛇蝎(だかつ)や毒草をも薬と成す−薬毒同源. 化学と教育.65(5): 220-223
  • 船山信次 (2016) アサと麻と大麻−有用植物から危険ドラッグまで. ファルマシア.52(9): 827-831
  • 船山信次 (2016) 毒とは何か−生物毒と人間, milsil(ミルシル)/国立科学博物館.9(4): 6-7
  • 船山信次 (2014) アジサイ. 中毒研究.27(1): 26-27
  • 船山信次 (2014) キダチタバコ.中毒研究. 27(1): 24-25
  • 船山信次 (2013) 毒と薬と人間—人類と毒・薬との出会い. 斯文. 第123号(2013年9月): 43-64

 

学術論文

  • Lin C-H, Funayama S, Peng S-F, Kuo C-L, Chung J-G (2018) The ethanol extraction of prepared Psoralea corylifolia induces apoptosis and autophagy and alteres genes expression assayed by cDNA microarray in human prostate cancer PC-3 cells. Environmental Toxicology. 1-19.
  • Lin C-H, Chan H-S, Tsay H-S, Funayama S, Kuo C-L, and Chung J-G (2017) Ethyl acetate fraction from methanol extraction of Vitis thunbergii var. taiwaniana induced G0/G1 phase arrest via inhibition of cyclins D and E and induction of apoptosis through caspase-dependent and -independent pathways in human prostate carcinoma DU145 cells. Environmental Toxicology. 1-11.
  • Tanaka N, Takizawa T, Miyamoto N, Funayama S, Tanaka R, Okano S, Iwasaki T (2017) Vet. Rec., 4(1): published online (Sept. 26, 2017).
  • 船山信次 (2017) 正倉院薬物「雄黄」と鴆毒との関係について−その形状は鴆の卵の暗示か?.日本薬科大学研究教育紀要.Ⅲ:1-6.
  • T. Yasuda, M. Yamaki, A. Iimura, Y. Shimotai, K. Shimizu, T. Noshita, S. Funayama, Anti-Influenza Virus Principles from Muehlenbeckia hastulata, J. Nat. Med., 64, 206-211 (2010).
  • Noshita, T., Funayama, S., Hirakawa, T., Kidachi, Y. and Ryoyama, K.; Machilin G and four neolignans from young fruits of Magnolia denudata show various degrees of inhibitory activities on nitric oxide (NO) production. Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry, 72, 2775-2778 (2008).
  • Noshita, T., Sakaguchi, A. and Funayama, S.; Isolation of ethyl caffeate from the petals of Prunus yedoensis. J. Nat. Med., 60, 266-267 (2006).
  • Sasaki, T., Takahashi, S., Uchida, K., Funayama, S., Kainosho, M. and Nakagawa A.; Biosynthesis of quinolactacin A, a TNF production inhibitor. J. Antibiot., 59, 418-427 (2006).

著書

  • 船山信次(2018, 監修)生物毒の科学,  x-knowledge, 東京
  • 船山信次(2018, 監修)世界の有毒植物図鑑, 原書房, 東京
  • 船山信次(2018, 分担執筆)スパイス百科(丁宗鐵編著),pp. 175-182,丸善出版, 東京
  • 船山信次(2017, 単著)毒と薬の文化史,慶應義塾大学出版会,東京
  • 船山信次(2017, 単著/ハングル版)毒と薬の世界史,AK Trivia Book,South Korea
  • 船山信次(2017, 監修)毒を持つ生き物たち,PHP,東京
  • 船山信次(2016, 単著)毒!生と死を惑乱,さくら舎,東京
  • 船山信次(2015, 監修)カラー図鑑 謎の植物,宝島社(2015年12月),東京
  • 船山信次(2015, 単著)民間薬の科学,ソフトバンク社サイエンス・アイ新書,東京
  • 船山信次(2015, 単著)毒があるのになぜ食べられるのか,PHP新書,東京
  • S. Funayama & G. A. Cordell(2014, 共著)ALKALOIDS – A TREASURY OF POISONS AND MEDICINES, Elsevier, USA
  • 船山信次(2014, 分担執筆)科学の宝箱(TBSラジオ編),カゼ薬とお酒,なぜ一緒に飲んではダメなの? 毒にも薬にもなる話,講談社,東京
  • 船山信次(2014, 単著)有機化合物〈超〉入門,技術評論社,東京
  • 船山信次(2014, 単著/中国語版)認識毒草藥草事典,晨星出版,台湾
  • 船山信次(2013, 単著)毒の科学—毒と人間のかかわり,ナツメ社,東京
  • 船山信次(2012, 単著)毒草・薬草事典, ソフトバンク社サイエンス・アイ新書, 東京
  • 船山信次(2012, 単著)毒 青酸カリからギンナンまで, PHPサイエンス・ワールド新書, 東京
  • 船山信次(2011, 単著)<麻薬>のすべて, 講談社現代新書, 東京
  • 船山信次(2009, 単著)アミノ酸—タンパク質と生命活動の化学,東京電機大学出版局
  • 船山信次(2008, 単著)毒と薬の世界史,中公新書, 東京
  • 船山信次(2008, 共著, ビートたけし)たけしの「最新科学教室」,新潮社, 東京
  • 船山信次(2007, 単著)毒と薬の科学,朝倉書店, 東京
  • 船山信次(2007, 分担執筆, 奥山徹編)エッセンシャル天然薬物化学,医歯薬出版, 東京
  • 船山信次,北中進編(2005, 共編著)天然物医薬品化学,廣川書店, 東京
  • 船山信次(2004, 単著)有機化学入門, 共立出版, 東京
  • 船山信次(2003, 単著)図解雑学 毒の科学,ナツメ社, 東京
  • 船山信次(1998, 単著)アルカロイド―毒と薬の宝庫,共立出版, 東京

国際学会発表

  • T. Yasuda, M. Yamaki, A. Iimura, Y. Shimotai, K. Shimizu, T. Noshita, S. Funayama, Anti-Influenza Virus Compounds from Muehlenbeckia hastulata, The 50th Aniversary Meeting of the American Society of Pharmacognosy, June 27 – July 1, 2009, Honolulu, HI, USA.

国内学会発表

  • 久保田洋子,村橋毅,船山信次,小林力,前田智,熊本浩樹,中村有貴,荒井健介,小林賢,土井孝良、樋口敏幸,安西和紀(2018)日本薬科大学におけるヒューマニズム教育の醸成,第3回薬学教育学会(東京)
  • 木村孟淳,船山信次,磯田道文 (2017) 長井長義の父長井琳章所有の「本草綱目」.日本薬史学会2017年会(埼玉)
  • 船山信次 (2017) 毒と薬と食物−薬毒同源. 第28回日本微量元素学会学術集会特別講演(仙台)
  • 船山信次 (2015) 正倉院「雄黄」と鴆毒との関係―正倉院「雄黄」は鴆の卵である.日本薬学会第135年会(神戸) −講演ハイライトに選出された−
  • 澤田果歩, 福田枝里子, 馬場正樹, 船山信次, 岡田嘉仁 (2015) Lycoris属植物の生物活性に関する研究(第2報). 日本薬学会第135年会(神戸)
  • 川井龍美,飯塚晃,新木敏正,奈佐吉久,船山信次,中村和男,伏谷眞二,北村繁幸,小林賢,齋藤俊昭,喜多代晋,新井一郎,西川由浩,稲瀬實 (2015) 薬学教育における学習意欲とコミュニケーション能力の醸成のためのPBL型実習の実施とその評価. 日本薬学会第135年会(神戸)
  • 船山信次 (2014) 華岡青洲の麻沸散(通仙散)に使用されたとされる曼陀羅華に関する一考察 . 日本薬学会第134年会(熊本)
  • 安田高明,山本愛子,高野文英,伏谷眞二,船山信次,高柳覚,中野裕子,高橋知也(2014)「ソリザヤノキOroxylum indicumに含まれるヒアルロン酸産生促進物質」(2014)日本薬学会第134年会(熊本)
  • 大槻 崇,横澤恵美子,石橋正巳,安田高明,船山信次: シラユキゲシ (Eomecon chionantha)の成分研究.日本生薬学会第53回年会,9月,埼玉 (2006).

研究費の受入状況

  • 船山信次,安田高明,南米産植物由来の生物活性物質の解析,プリヴファーマ,500千円,2009年
  • 船山信次,安田高明,南米産植物由来の生物活性物質の解析,プリヴファーマ,1200千円,2008年
  • 船山信次,安田高明,南米産植物由来の生物活性物質の解析,プリヴファーマ,1500千円,2007年

その他

  • 船山信次 (2018) 「毒草・薬草と人間」を一関にて講演の記事が「岩手日日2018年5月19日号」に掲載
  • 船山信次 (2018) 「ウチの教授、植物の『毒』を生かす」が「毎日新聞2018年6月12日号」に掲載
  • 船山信次 (2018) 木村孟淳記念漢方資料館.都薬雑誌,40(3), 29-32
  • 船山信次 (2018) 新・薬草木よもやま話(13)秋の園芸植物と毒草・薬草,日本薬用植物友の会会報第123号:14~24頁
  • 船山信次 (2017) 新・薬草木よもやま話(12)夏の園芸植物と毒草・薬草,日本薬用植物友の会会報第122号:5~12頁
  • 船山信次 (2017) 新・薬草木よもやま話(11)春の園芸植物と毒草・薬草,日本薬用植物友の会会報第121号:17~25頁
  • 船山信次 (2017) 植物の毒.Fielder,35,54-59頁
  • 船山信次 (2017) 専門家はメディアの求めに対してどう答えるべきか.日本サイエンスコミュニケーション誌,7(1), 18-21
  • 船山信次 (2017) あなたの身近にひそむ「毒」. PHP からだスマイル,54〜59 頁, 2017年1月号
  • 船山信次 (2016) 薬草・毒草と人間. 日本薬用植物友の会会報第 120号:9〜16 頁
  • 船山信次 (2015) 我が毒学人生. 仙台一高同窓會々報,第63号:26-50頁
  • 船山信次,『私立中高進学』8・9月号インタヴュー,大学の研究最前線「毒は薬、薬は毒 身近な植物から“毒”を探す」,2010年7月
  • 船山信次,『COMZINE』7月号巻頭インタヴュー,かしこい生き方のススメ「毒なのか、薬なのか、それは人間の都合で決まるだけです」,NTTコムウェア,2010年7月
  • 船山信次,生命システム科学特別講義,「毒と薬の科学」,2010年6月30日(県立広島大学庄原キャンパス)
  • 船山信次, 産業保健指導者会特別研修会講演,「毒と薬と食物」,2010年6月19日(神奈川産業保健推進センター)
  • 船山信次,平成22年度仙台一中・一高同窓会通常総会講演,「茶畑を巡る縁—石田名香雄先生・志賀潔先生と私」,2010年4月23日(ホテルメトロポリタン仙台)
  • 船山信次,Chem. Pharm. Bull., Editorial Advisory Board,2010年4月より
  • 船山信次,文化放送ラジオ,大村正樹のサイエンスキッズ出演,2010年3月11日
  • 船山信次,文化放送ラジオ,大村正樹のサイエンスキッズ出演,2010年3月4日
  • 船山信次,産経新聞インタヴュー,「研究室から,薬用植物のとりこ—日々“毒探し”」,2010年2月23日
  • 船山信次,文化放送ラジオ,くにまるワイドごぜんさま〜生出演,「くにまるアカデミー」にて毒と薬についての話,2010年1月18日
  • 船山信次,「爆笑問題 vs. 船山信次—『爆笑問題のニッポンの教養(NHK)』に出演して」,日本薬用植物友の会会報第106号,4-8頁,2009年12月16日発行
  • 船山信次,けんかつオープンカレッジ,「毒草と薬について」,2009年10月23日(埼玉県県民活動総合センター)
  • 船山信次,NHK—TV「爆笑問題のニッポンの教養」に出演,「File082 ヒトと毒薬」,2009年8月4日(2009年8月5日再放送)
  • 船山信次,「薬草・毒草と人類の歩み」,日本薬用植物友の会会報第104号,7-12頁,2009年3月6日発行
  • 船山信次,市民公開講座(日本薬用植物友の会主催),「毒草・薬草と人類の歩み」,2009年2月21日(仙台市戦災復興記念館)
  • 船山信次,『at home Time』 インタヴュー,「青酸カリのような人工の毒より,自然界由来の毒の方がはるかに強いものがたくさんあるのです」,2008年10月28日(記事は『at home Time』2008年12月号2-3頁収載)
  • 船山信次,伊奈町講演会(学校開放講座),毒と薬と食品・嗜好品,2008年7月5日
  • 船山信次,東洋大学第2回ライフサイエンスTカフェにて講演,毒草とくすり,2008年6月30日
  • 船山信次,巻頭言「毒から見た薬・薬から見た毒」,日本薬用植物友の会会報第102号,2-4頁,2008年6月10日発行
  • 船山信次,『くらしとからだ』インタヴュー,「『毒ギョーザ事件』を契機に『薬毒同源』について考える」,2008年2月29日(記事は『くらしとからだ』56号(2008年4月号20-21頁収載)
  • 船山信次,「くすりと人類の歩み」,花崎徳栄高等学校生徒への特別講演,2007年7月12日(日本薬科大学)
  • 船山信次,安田高明,隠し味はサイエンス!~パラケルススの科学レシピ~(20)毒を食べる!,スカイパーフェクトTVサイエンスチャンネル,2007年1月放映.
  • Shinji Funayama, Pharmceutical Biology (USA)副編集長,2002年1月~現在に至る.
  • 船山信次,市民公開シンポジウム教育講演,毒と薬と健康科学,奈良市民ホール(後援・奈良県,奈良市,生駒市等),2006年11月.
  • 船山信次,読売新聞に解説,ニンニクの効用について,2006年7月.
  • 船山信次,TBS−TV出演(イブニングファイブ・三雲孝江キャスター),サリチル酸の毒性についての説明,2006年6月.
  • 船山信次,秋田銘醸株式会社「美酒倶楽部」に執筆,GABAと私の縁,2006年5月.
  • 船山信次,衛生研究所特別ゼミ,「健康被害を起こす天然物について」,山形県衛生研究所講堂,2005年12月.
  • 船山信次,ビートたけし氏と対談,達人対談「毒にも薬にもなる話」,2005年10月.対談記録は新潮45第24巻12号(2005年12月発行・通巻284号)150-161に掲載.
  • 船山信次,日本薬用植物友の会山形支部講演会,「毒草と薬草の話」,山形市遊学館,2005年9月.