教員プロフィール

京ヶ島 守

京ヶ島 守 教授

京ヶ島 守 教授

病気の予防や診断・治療に有用な糖鎖や脂質の研究をしています。

医学部を卒業し研修医をしている時に、診断の大変難しい疾患に遭遇しました。正しい診断なくしては、正しい治療は行われません。以来、糖鎖や脂質の基礎研究を通して、病気の早期診断や治療法の研究を、大学、製薬企業、公的研究機関等様々な施設で行ってきました。次に二つほどその成果をご紹介します。
1.血液の中にはスルファチドと呼ばれる糖を持った脂質が一定量存在します。ところが、この値に異常が生じると血栓症や動脈硬化を起こすことが分かってきました。血栓症の予防と治療に有用な発見だと考え、更に研究を続けています。
2.へパラン硫酸と呼ばれる糖鎖があります。通常この糖鎖は細胞の表面や外側に存在します。ところが増殖が盛んで転移しやすい「がん細胞」では、細胞の内側にも存在することが分かってきました。この糖鎖を調べることで特に悪性度の高い「がん」を正確に検出できるものと考えて研究を続けています。

研究を通して病気の予防、健康増進にお役に立つことができればと願っています。

略歴

  • 信州大医学部卒、自治医大研修医、信州大大学院修了(医学博士)、米国立衛生研究所ビジティングフェロー、滋賀医大助手、生化学工業(株)中央研究所 主席研究員、愛知県がんセンター主任研究員、室長(名古屋市立大大学院薬学研究科客員准教授兼務)を経て現職。