「増訂本草備要」(ほんぞうびよう)2巻 1694

汪昴(1615-?)享保13年(1728)京都で翻刻印刷されたもの。

著者は清代の著名医家。本書は「本草綱目」と、「紙農本草経疏」の2書を基にして、470種余の薬物について個々の薬物の性質の要点を述べ、411種について、本草綱目の図を改定した付図をつけたもの。

中国の古典医書を理解する上で、薬性薬味の本質を知るのに便利なものとして評価されている。