「大同類聚方」(だいどうるいじゅうほう)

出雲広貞(いずものひろさだ)、安倍真直(あべのまなお)による平安期の医方集。

大同3年(808)に成立、全100巻。平城天皇が諸国の医方を集めさせたというが、原本を忠実に伝えるものは現存せず、偽本も多く、内容は疑問点が多い。しかしながら、ともかく、日本で初の医学書といわれる。