医療ビジネス薬科学科 在学生

薬の知識だけではなく、ビジネスに ついても学ぶことで広がりが

秋山凌さん

医療ビジネス薬科学科 3年生

日本航空高校出身

どのように学校や学科を選びましたか?

 中学生のとき、おばを交通事故で亡くしたことがきっかけで、医療に目覚めました。悲しくて、こういう人を助けなければと思ったんですね。さらに、僕はアレルギー体質なので普通の薬が合わず、漢方のことを調べていて日本薬科大学を見つけました。
 医療ビジネス薬科学科にひかれたのは、薬の知識を得られるだけではなく、ビジネスについても学べるからです。薬剤師として薬だけを扱うより、僕にとっては広がりがありました。現在、電子カルテが普及しているところなので、そういった面での興味もありましたね。

入学前と入学後では、大学や学科のイメージが変わりましたか?

 薬学とビジネス、50:50くらいの割合で学ぶのかなと思っていたのですが、実際は薬学の勉強のほうが多いですね。高校で学ぶ科目でも、得意なのは数学。生物は苦手だったので、ちょっと苦戦することもあります。でも、薬や病気についてはとても興味がありましたし、やっぱり授業は楽しいです。病態や薬理学の授業は、他の科目よりも力が入ってしまいますね。
 定期試験や資格試験の前、ひとりで勉強するのは難しいと思いますが、同じ目的を持つ仲間がいるので、高校時代よりも絆を強く感じます。放課後、よくクラスメイトたちと教室に残り、勉強を教え合っていますね。テスト自体は嫌だけれど、テスト期間の勉強は楽しいですよ。

今後の進路は、どのように考えていますか?

 将来は、製薬会社に入ってMRとして働いたり、電子カルテを取り扱う会社に就職したりといった道を目指しています。3年生の夏に行われる病院実習で、電子カルテが普及したらもっと現場の仕事がスムーズになるだろうなと実感したことは、とてもいい経験になりましたね。
 大きな目標としては、英語を学んで、グローバルに活躍できる人間になりたいです。僕たちが就職するのは、東京オリンピックが開催される2020年。日本を訪れた海外の人たちが、医療について言葉の壁で困ることがないようにしたいです。大学では、1、2年次でTOEIC対策の授業もあるので、その点も手厚いなと思います。

後輩たちへメッセージ

 今の日本では、高齢化に伴う医療費の増大が問題になるなど、医療とビジネスを切り離して考えることが難しくなっています。医療ビジネス薬科学科は、医療とビジネス、どちらにも興味のある人には、とてもおもしろい学科ではないでしょうか。
 勉強についていけるかどうか不安になるかもしれませんが、学校に来て、授業をちゃんと聞いて、仲のいい友達と一緒に勉強すれば大丈夫。実は僕も、英語は苦手なのですが、がんばって勉強したいと思います!

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