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大田 祥子

医療界の「コンサートマスター」の役割を知ろう。

医療は、医師・看護師・薬剤師・栄養士・技士・理学・作業療法士などの診療に直接携わる職種や、事務担当者、会計・税務、病院運営や経営に関わる人々、市町村や都道府県、厚生労働省などの行政に属する人々、医療に関するデータを扱うデータサイエンティストや統計家、コンピュータやインターネットなどの情報通信技術(ICT)を専門にする人々、新たな薬や治療法を開発する研究者や技術者など、本当に沢山の専門家によって支えられています。住民が安心して、よりよい医療を受けられる世界を実現するためには、これらの多くの職種が、同じ方向を目指して、一致協力することが重要です。
健康情報学者や医療経営士は、医療に携わる多くの専門分野の方々をまとめる、大事な調整役、オーケストラで言えば「コンサートマスター」役と言えます。本学科では、専門の別を問わず必要となる医療の基本的知識を修得し、様々な専門家をまとめるために必要な知識や技術を習得できる講義が沢山準備されています。
入学なさる方には、医療界の「コンサートマスター」役になることも視野に入れて、勉学に取り組んで欲しいと思っています。



略歴
  • 札幌医科大学医学部医学科卒業し、卒後、岡山大学 腎・免疫・内分泌代謝内科学にて研修。臨床研究を通じて同講座にて医学博士を取得。

  • 岡山市中の医療機関で糖尿病患者の診療を行う中で健康情報学に興味を持ち、School of Biomedical Informatics, The University of Texas, Health Science, Center at Houston(修士課程)に入学、米国健康情報学修士を取得。

  • 日本内科学会認定総合内科専門医・日本糖尿病学会認定糖尿病専門医・日本透析医学会認定透析専門医・米国内科学上級会員(FACP)

  • NPO法人ヘルスサービスR&Dセンターのディレクターおよび一般社団法人HIMAP(ハイマップ)の代表理事を経て2019年4月より現職

  • 医師

学術論文
  • 小倉 憲一,山川 祐子,大鋸 立邦,菊川 哲英,若杉 雅浩,廣田 幸次郎,大田 祥子,富山県ドクターヘリ導入後の医療経済効果,日本航空医療学会雑,19(1),18-25 (2018).

海外および国際学会発表
  • Yamakawa Y., Ogura K., Ohta S., Medical and economical effects by introducing helicopter emergency medical service (HEMS) in Toyama prefecture, Japan, Air Medical Transport Conference (AMTC) 2018, August, Phoenix (2018)

  • Yamakawa Y., Ohta S., Ohnishi J., Natsui J., Miyagawa S., Wakita N., Measurement system of quality indicators for assessing healthcare quality, 18th World Congress of the International Federation of Health Information Management Association (IFHIMA 2016), October, Tokyo (2016)

国内学会発表
  • 大田 祥子,山川 祐子,福島 英賢,川井 康之,渡邊 知朗,奥地 一夫,脳神経外科救急における情報通信技術(ICT)の利用 脳卒中患者における病院前搬送データと入院後予後の関連,日本脳神経外科救急学会,2月,奈良(2018).

  • 奥地 一夫,福島 英賢,瓜園 泰之,川井 廉之,渡邉 知朗,大田 祥子,e-MATCHを用いた3年間のデータで見えた奈良県の救急応需改善の成果,第45回日本救急医学会総会・学術集会,10月,大阪(2017).

  • 奥地 一夫,中村 達也,福島 英賢,瓜園 泰之,川井 廉之,渡邉 知朗,浅井 英樹,大田 祥子,救急医療とICT 新たな展開への挑戦 ICTを用いた脳卒中患者搬送の地域格差の分析と対応,第44回日本救急医学会総会・学術集会,11月,東京(2016).

  • 石見 拓,北村 哲久,木村 剛,坂本 哲也,飯原 弘二,森村 尚登,清水 直樹,織田 順,大田 祥子,上村 修二,川内 敦文,吉矢 和久,片山 祐介,畠山 稔弘,島本 大也,嶋津 岳士,救急医療を俯瞰して体制を構築する メディカルコントロールの新たなあり方 メディカルコントロールにおける救急傷病レジストリ構築の意義と課題、今後の展望,第43回日本救急医学会総会・学術集会,10月,東京(2015).

  • 嶋津 岳士,北村 哲久,石見 拓,木村 剛,坂本 哲也,飯原 弘二,森村 尚登,清水 直樹,織田 順,大田 祥子,上村 修二,川内 敦文,吉矢 和久,片山 祐介,畠山 稔弘,島本 大也,重症循環器疾患等に関するデータレジストリシステムの構築について 厚生労働省科学研究事業としての取り組み,第43回日本救急医学会総会・学術集会,10月,東京(2015).

  • 大西 丈二,纐纈 祐子,大田 祥子,奈良県における回復期リハビリテーション病棟医療機能の見える化取組の進捗紹介,第52回日本リハビリテーション医学会,5月,名古屋(2015).

  • 奥地 一夫,福島 英賢,則本 和伸,關 匡彦,川井 廉之,大田 祥子,病院前医療体制におけるICT活用はどこまで進んだか 奈良県における救急搬送の可視化を目指したICTシステムの現状,第18回日本臨床救急医学会総会・学術集会,6月,富山,(2015).

  • 大田祥子,酒井未知,宮川祥子,脇田紀子:プレホスピタル情報,第4回全国ID-Link研究会,1月,尾道市 (2015).

研究費の受入状況
  • 森村尚登(代表),田中淳(分担),野口英一(分担),問田千晶(分担),高橋耕平(分担),猪口正孝(分担),大田祥子(分担),竹島茂人(分担),清田和也(分担),蛭間芳樹(分担),厚生労働科学特別研究事業,大規模災害に対する地域医療計画策定のための新たな需給均衡指標(災害医療リスクリソース比)の導入に関する研究,(2018).

  • 森村尚登(代表),伊藤重彦(分担),内田元高(分担),下枝昌司(分担),服部良一(分担),真弓俊彦(分担),田邊晴山(分担),櫻井淳(分担),杉田学(分担),織田順(分担),林靖之(分担),六車崇(分担),問田千晶(分担),竹中ゆかり(分担),北小屋裕(分担),大田祥子(分担),有馬陽一(分担),消防防災科学技術研究推進制度,緊急度判定プロトコルの精度の向上・現場での活用に関する研究,(2018−2021).

  • 大西丈二(代表),大田祥子(分担),鈴木裕介(分担),科学研究費補助金基盤C(文部科学省),緊急度判定プロトコルの精度の向上・現場での活用に関する研究,(2017-2019)

著書
  • 青木則明、酒井未知、大田祥子. 診療の質向上とアウトカムの改善への効果. 外傷学会(著)、外傷登録. 東京:へるす出版. Pp. 8-13; 2013.

  • 青木則明、酒井未知、東平日出夫、大田祥子. 救急医療における診療の質の評価方法. 外傷学会(著)、外傷登録. 東京:へるす出版. Pp. 99-102; 2013.

  • American College of Physician Executives(米国医師エグゼクティブ学会) (著), American College of Physician Executives (ACPE: 米国医師エグゼクティブ学会) (編集), 青木 則明、大田 祥子、大石 まり子 (翻訳). 医療マネジメントのエッセンス -臨床・研究に続く医師の第三のキャリア. NPO法人 ヘルスサービスR&Dセンター(CHORD-J). 2007.3

特許
  • 青木則明,大田祥子,健康教育装置、健康教育方法、及び健康教育プログラム、並びに健康教育システム(特開2005-049671)(2005).

  • 青木則明,大田祥子,診療記録・支援システム,(特開2010-205227)(2010).

  • 青木則明,大田祥子,救急医療管制支援システム及びサーバ並びに携帯端末,(特開2014-081751)(2014).