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篠﨑 文夏

食を科学的に分析して健康維持・増進に役立てる。

食は生きていく限り必要なもので、身体を作る栄養だけではなく、生活の質を豊かにするものでもあります。これからの超高齢化社会では食によって心身ともに健康維持を目指すなどますます重要になってくると考えられています。栄養薬学コースでは薬のほかに食品や栄養学について学びます。これらの知識を深めることは自身や大切な人々の健康を支えることにつながり、豊かな老後を迎えるための一助となることと思います。



略歴
  • 北海道大学大学院水産科学研究科博士後期課程修了 博士(水産科学)

  • 東京大学大学院理学系研究科,農学生命科学研究科 博士研究員

  • 理化学研究所 研究員

  • 埼玉医科大学医学部中央研究施設 助教

  • 神奈川県立産業技術総合研究所 研究員を経て現職

学術論文
  • Shinozaki F, Kamei A, Shimada K, Matsuura H, Shibata T, Ikeuchi M, Yasuda K, Oroguchi T, Kishimoto N, Takashimizu S, Nishizaki Y, Abe K: Single administration of taxifolin—rich extract to young adults improves their sequential single task performance―A randomized, placebo—controlled, double—blind, crossover trial― Jpn Pharmacol Ther. 2022;50, 93-107. (2022)

  • Shinozaki F, Kamei A, Watanabe Y, Yasuoka A, Shimada K, Kondo K, Arai S, Kondo T, Abe K: Propagule Powder of Japanese Yam (Dioscorea Japonica) Reduces High-Fat Diet-Induced Metabolic Stress in Mice Through the Regulation of Hepatic Gene Expression. Mol Nutr Food Res 2020, 64(17); e2000284. doi: 10.1002/mnfr.202000284. (2020)

  • Kamei A, Watanabe Y, Shinozaki F, Yasuoka A, Shimada K, Kondo K, Ishijima T, Toyoda T, Arai S, Kondo T, Abe K: Quantitative deviating effects of maple syrup extract supplementation on the hepatic gene expression of mice fed a high-fat diet. Mol Nutr Food Res. 2017 Feb 61(2), doi: 10.1002/mnfr.201600477. (2017)

  • Shinozaki F, Abe T, Kamei A, Watanabe Y, Yasuoka A, Shimada K, Kondo K, Arai1 S, Kumagai K, Kondo T and Abe K: Coordinated regulation of hepatic and adipose tissue transcriptomes by the oral administration of an amino acid mixture simulating the larval saliva of Vespa species. Genes & Nutrition, Jul 11;11:21. doi: 10.1186/s12263-016-0534-2. eCollection (2016)

国内学会発表
  • 篠﨑文夏, 亀井飛鳥, 嶋田耕育, 荒井綜一, 阿部啓子「自然薯ムカゴ摂取の代謝に対する影響」日本農芸化学会2021年年度大会

  • 篠﨑文夏、亀井飛鳥、嶋田耕育、野原正勝、立田みどり、渡邉隆之、徳田充孝、阿部啓子「着圧がマウス肝臓遺伝子発現に及ぼす影響」日本農芸化学会2020年年度大会

  • 嶋田耕育、野原正勝、篠﨑文夏、亀井飛鳥、立田みどり、渡邉隆之、徳田充孝、阿部啓子、体幹への着圧が代謝・生理機能に及ぼす影響、日本農芸化学会2020年大会

  • 篠﨑文夏、山下治之、亀井飛鳥、嶋田耕育、野原正勝、荒井綜一、阿部啓子「肝臓遺伝子発現による自然薯ムカゴ粉末および抽出物摂取効果の検証」日本農芸化学会2019年度大会

  • 篠﨑文夏、亀井飛鳥、嶋田耕育、安岡顕人、荒井綜一、阿部啓子「高脂肪負荷マウスへの自然薯ムカゴ投与が回腸遺伝子発現に及ぼす効果」日本農芸化学会2018年度大会

  • 野原正勝,安岡顕人,嶋田耕育,亀井飛鳥,篠﨑文夏, 豊田 集,飯尾将太,阿部啓子 「血球トランスクリプトーム解析の高精度化にむけた血液 処理方法の検討」日本農芸化学会2018年度大会

  • 亀井飛鳥,篠﨑文夏,安岡顕人,嶋田耕育,荒井綜一, 阿部啓子 「体内鉄量の変化に応答する血液遺伝子の発現変化の解析」日本農芸化学会2018年度大会

  • 嶋田耕育,安岡顕人,亀井飛鳥,篠﨑文夏,野原正勝, 豊田 集, 飯尾将太, 阿部啓子 「孤立飼育条件がマウスの脳及びその他臓器のトランスクリプトームに与える影響」日本農芸化学会2018年度大会

  • 安岡顕人,亀井飛鳥,篠﨑文夏,嶋田耕育,野原正勝, 飯尾将太,近藤 香,岡田晋治,近藤 隆,阿部啓子 「エタノール誘導代謝ストレスの次世代への影響と食品ポリフェノールによるその緩和」日本農芸化学会2018年度大会

  • 篠﨑文夏、山下治之、亀井飛鳥、渡部由貴、安岡顕人、嶋田耕育、近藤香、荒井綜一、近藤隆、阿部啓子 「自然薯ムカゴ抽出物の生理的機能性について」日本農芸化学会2017年度大会

  • 篠﨑文夏、阿部岳、亀井飛鳥、渡部由貴、安岡顕人、嶋田耕育、近藤香、荒井綜一、熊谷弘太、近藤隆、阿部啓子 「疑似スズメバチ幼虫由来アミノ酸混合溶液投与による肝臓および脂肪組織におけるトランスクリプトームの協調調節」日本農芸化学会2016年度大会

研究費の受入状況
  • 篠﨑文夏(代表) 科学研究費基盤研究C(2020~2022)「食生活の変化に伴う遺伝子発現制御を基盤としたテーラーメイド食品用新規指標の開発」

  • 阿部啓子(代表),亀井飛鳥(分担),篠崎文夏(分担)科学研究費基盤研究B(2020~2022)「発達期での食品ポリフェノール摂取による生体調節制御に関わるエピゲノム解析」