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藤原 裕未

統合医療を実践できる医療人

日本薬科大学の教育目標のひとつに “「統合医療」を実践できる医療人の養成”があります。現在の薬学教育は近代西洋医学が中心となっています。一方で、超高齢化社会や災害の発生、癌や生活習慣病の増加などの点から、社会では、近代西洋医学に加えて中国伝統医療や漢方、食事療法、サプリメントなどを組み合わせた「統合医療」の実施を推進しています。薬剤師として積極的に統合医療に参加できれば、近年、社会が薬剤師に求める、健康への総合的な関わりができると考えます。日本薬科大学では3つのコースで栄養、食品、漢方、医療統計など独自の学問が学べます。ぜひ一緒に興味を持って学びましょう。



略歴
  • 博士(薬学)(京都大学)。薬剤師。

  • 神戸学院大学薬学部卒、京都大学大学院薬学研究科博士課程中途退学。

  • 金城学院大学薬学部助教を経て現職。

学術論文
  • Masada S, Mizuno S, Kotani A, Fujiwara Y, Uchiyama N, Hakamatsuka T, Nagatsu A. Studies of physical quality evolution of “Foods with Functional Claims” containing piperine and monoglucosyl hesperidin as functional substances. JJFCS, 26(3), 147-152. (2019).

  • Ichimaru Y, Fujiwara Y, Hayashi K, Design of favorable compound libraries for biologist. J. Synth. Org. Chem. Jpn, 76(10), 1102-1109. (2018).

  • Fujiwara Y, Kono M, Ito A, Ito M. Anthocyanins in perilla plants and dried leaves. Phytochemistry, 147, 158-166. (2018).

  • Fujiwara Y, Ito M. Molecular cloning and characterization of a Perilla frutescens cytochrome P450 enzyme that catalyzes the later steps of perillaldehyde biosynthesis. Phytochemistry, 134, 26-37. (2017).

  • Fujiwara Y, Ito M. The synergistic effect of fragrant herbs in Japanese scent sachets. Planta Medica, 81(3), 193-199. (2015).

海外および国際学会発表
  • Fujiwara Y, Miwa M, Honma A, Nagatsu A. “Antiproliferative and antioxidant effects of anthocyanin from Acer palmatum cv. ‘Chishio’” The 66th Annual Meeting of the Society for Medicinal Plant and Natural Product Research (GA) jointly with the 11th Shanghai International Conference on Traditional Chinese Medicine and Natural Medicines (S-TCM). Shanghai. (2018).

  • Fujiwara Y, Kono M, Ito A, Ito M. “Chemical speacies of anthocyanins in perilla plants and dried leaves” The American Society of Pharmacognosy Annual Meeting. Portland. (2017).

  • Fujiwara Y, Ito M. “cDNA cloning and functional expression of a cytochrome P450 in monoterpene biosynthesis from perilla” The 12th International Symposium on Cytochrome P450 Biodiversity and Biotechnology. Kyoto. (2014).

  • Fujiwara Y, Ito M. “Sedative effects of vapor inhalation of essential oils of aromatic natural medicines and its chemical composition” 73rd FIP World Congress of Pharmacy and Pharmaceutical Science. Dublin. (2013).

国内学会発表
  • 藤原裕未, 本間篤史, 永津明人, 遺伝子情報に基づいたカエデ属植物鑑別法の開発, 日本生薬学会第66回年会, 東京, 9月, (2019).

  • 藤原裕未, 本間篤史, 永津明人, カエデ属植物の遺伝子鑑別法の開発, 日本生薬学会第65回年会, 広島, 9月, (2018).

  • 森美保奈, 寺倉理央奈, 間瀬貴巳, 藤原裕未, 永津明人, 西崎雄三, 杉本直樹, 佐藤恭子,定量NMR(1H-qNMR)を応用した生薬コウカ中のcarthaminの定量, 日本薬学会第138回年会, 金沢, 3月, (2018).

  • 藤原裕未, 三輪真子, 本間篤史, 永津明人, カエデ属植物に含まれるアントシアニンの構造とその機能性, 日本薬学会第138回年会, 金沢, 3月, (2018).

  • 永津明人, 加藤志保里, 山田紗由美, 藤原裕未, 田中理恵, 杉本直樹, 穐山浩, 定量NMRを用いたグルコサミンの定量法の確立, 日本病院薬剤師会東海ブロック・日本薬学会東海支部合同学術大会2016, 岐阜, 10月, (2016).

  • 藤原裕未, 水野舞, 永津明人, 杉本直樹, 西崎雄三, 多田敦子, 穐山浩, 定量NMRによる生薬チョウジ中のeugenolの定量, 日本生薬学会第63回年会, 富山, 9月 (2016).

  • 藤原裕未, 永津明人, 大岩碩, 長坂泉紀, qNMR法を用いたカシュー中のanacardic acidの定量, 日本生薬学会第62回年会, 岐阜, 9月, (2015).

  • 藤原裕未, 伊藤美千穂, シソ属植物由来精油成分生合成関連シトクロムp450のクローニングと機能発現, 日本薬学会第135回年会, 神戸, 3月, (2015).

  • 藤原裕未, 伊藤美千穂, シソ属植物由来モノテルペン化合物生合成関連シトクロムP450のクローニングと機能発現 日本生薬学会第61回年会, 福岡, 9月, (2014).

  • 藤原裕未, 伊藤美千穂, 香薬類芳香成分の吸入投与によるマウス自発運動抑制活性, 第62回日本薬学会近畿支部総会・大会, 兵庫, 10月, (2012).

研究費の受入状況
  • 第34回シキシマ財団研究助成「レッドリストあいちに分類されるカエデ属植物の遺伝子鑑別法の開発」(代表)(500千円)2019

  • 第39回薬学研究奨励財団研究助成「DNAバーコーディングを利用した簡便なカエデ属植物鑑別法の開発」(代表)(700千円)2019

  • 平成29年度豊秋奨学会海外渡航旅費助成(代表)(2千米ドル)2018

  • 平成28年度科学研究費助成事業 若手研究(B)「多様性を持つシソ属植物精油成分の生合成経路および制御機構の解明」(代表)(3900千円)2016-2018

  • 金城学院大学特別研究助成「多様性を持つシソ属植物の精油成分および色素成分の生合成経路の解明」(代表)(510千円)2016

  • 平成26年度上尾竹圓会教育研究助成「シソ属植物における精油成分生合成酵素に関する研究」(代表)(200千円)2014

  • 日本生薬学会小城海外派遣助成(代表)(180千円)2013

シンポジウム等
  • 藤原裕未, 田中理恵, 杉本直樹, 西崎雄三, 穐山浩, 永津明人, 定量NMRを利用した生薬成分の定量, 第45回生薬分析シンポジウム, 大阪, 11月, (2016).

特許
  • 藤原裕未, 永津明人, 本間篤史, 抗酸化剤及び抗腫瘍剤(特開2019-163231)(2019).

受賞歴
  • 日本生薬学会 第63回年会 優秀発表賞「定量NMRによる生薬チョウジ中のeugenolの定量」

  • 日本生薬学会 第61回年会 優秀発表賞「シソ属植物由来モノテルペン化合物生合成関連シトクロムP450のクローニングと機能発現」

その他
  • 藤原裕未, 大黄甘草湯の併用による5-FUの副作用軽減, ファルマシア, 51(7), 704, (2015).