佐古 兼一
国家試験は夢へのスタートライン
薬剤師は今、医療制度改革の中で大きな転換期を迎えています。それはチーム医療における薬剤師の役割が大きくなったからです。国家試験の合格はゴールではなく、スタートライン。臨床で活躍するために必要な知識・技能を無理なく習得できる、最適な学習環境が整備された本学で、あなたも無限の可能性に挑戦してみませんか。私の研究テーマは「母集団薬物動態解析を支援するためのTDM情報システムの構築」。個別化医療を実現していく上で必要な母集団薬物動態解析の効率的かつ効果的な方法論の検討を行っています。
総説
佐古兼一,統計的有意差のよりよい理解に向けて〜ASA 声明から学ぶ統計リテラシー.物理教育 71(3),117-182 (2023)
佐古兼一, トブラマイシン母集団薬物動態モデルの評価を経て臨床適用の可能性を探る. ファルマシア, 53(1), 67 (2017).
佐古兼一, 篠崎公一: 薬物血中濃度モニタリングの現状と課題 TDMの進歩と問題点, Drug Metabolism and Pharmacokinetics, 20, 56-57 (2005).
Naohito Ide, Ken-Ichi Sako, Masaki Takigawa, Hiroyuki Tanaka:Risk and Time-to-Onset of Acute Kidney Injury With Vancomycin Plus Piperacillin-tazobactam Combination: Analysis Using JADER.In vivo. 38(3) 1436-1442 (2024)
Miiru Suzuki, Ikuya Sato, Masatsugu Sato, Hideki Iwasaki, Takahiro Saito, Masahiko Kimura, Kenichi Sako, Tomoji Maeda, Hisao Haniu, Tamotsu Tsukahara, Yoshikazu Matsuda:Pork Liver Decomposition Product May Improve Frontal Lobe Function in Humans-Open Trial.Brain Sci. 7;14(6):586.(2024) doi: 10.3390/brainsci14060586.
Tomoko Mizaki, Hironobu Nobata, Shogo Banno, Makoto Yamaguchi, Hiroshi Kinashi, Shiho Iwagaitsu, Takuji Ishimoto, Yukiko Kuru, Masafumi Ohnishi, Ken-Ichi Sako, Yasuhiko Ito:Population pharmacokinetics and limited sampling strategy for therapeutic drug monitoring of mycophenolate mofetil in Japanese patients with lupus nephritis.Journal of pharmaceutical health care and sciences.Jan 9;9(1):1.(2023) doi: 10.1186/s40780-022-00271-w.1
Takeshi Chiba, Haruki Ujiie, Yukiko Yaegashi, Kengo Umehara, Shinya Takada, Koichi Otaki, Ken-Ichi Sako, Yuta Nakamaru, Tomoji Meada, Kenzo Kudo, Yoshikazu Tasaki, Hideki Sato:Renin-angiotensin system inhibitors may have an advantage over calcium channel blockers in reducing proteinuria in gastric cancer patients receiving ramucirumab.Biomed Rep.26;17(3):76. doi: 10.3892/br.2022.1559. eCollection (2022)
Ken-ichi Sako, Yuta Nakamaru, Kazuro Ikawa, Tomoji Maeda, Sotaro Goto, Yoko Ishihara, Yukio Kato, Yoshikazu Matsuda:Population Pharmacokinetics of Teicoplanin and Its Dosing Recommendations for Neutropenic Patients With Augmented Renal Clearance for Hematological Malignancies.Therapeutic drug monitoring 43(4) 519-526 (2021)
Nishimura, Takako Osawa, Kazutaka Miyamae, Hisao Haniu, Kaoru Aoki, Manabu Tanaka, Yuki Usui, Ken-ichi Sako, Hiroyuki Kato, Naoto Saito : Multiwall Carbon Nanotube Composites as Artificial Joint Materials. ACS Biomaterials Science & Engineering 6(12) 7032-7040 (2020)
Akihito Kudo, Tetsuya Ishikawa, Hidehiko Nakamura, Kota Yamada, Shiro Nakahara, Isao Taguchi, Teruo Inoue, Ken-ichi Sako, Mamoru Kyogashima : Serum Sulfatide Levels across Atheromatous Plaques are Significantly Affected by Plaque Injury Caused by Percutaneous Coronary Intervention. SN Comprehensive Clinical Medicine 2(7) 893-898 (2020)
Yoshihiko Matsuki, Ken-ichi Sako, Miki Yajima, Yoshikazu Matsuda, Tamaki Watanabe, Shigekazu Watanabe:Regression Analysis of the Relationship between Probability of Renal Function Impairment and Serum Trough Concentration of Amikacin. Japanese Journal of Infection Prevention and Control. 35(1) 22-30 (2020)
藤原邦彦, 松浦誠,千葉健史,佐古兼一,藤澤美穂,前田智司,日本薬科大学における薬学長期実務実習でのストレス調査,薬学教育,1 ,1-12(2017).
松田佳和,羽二生久夫,塚原完,井上俊夫,佐古兼一,杉田和夫,馬渕知子,江水保,佐藤和三郎,ブタ肝臓分解物のヒト認知機能改善効果,医学と薬学,73(8),1-10(2016).
中村有貴,中島孝則,岩田政則,林祥弘,高山幸三,齋藤博,佐古兼一,松田佳和,木村正幸,直接的レニン阻害剤ラジレス®錠の物理薬剤学的特性に対する温度と湿度の影響,YAKUGAKU ZASSHI/YAKUGAKU ZASSHI,134(4),555-561(2014).
河村剛至,橋本久邦,有冨桂子,中島孝則,佐古兼一,岩田政則,松田佳和, POSに基づく薬剤管理指導と服薬指導の実務実習での学生の習得度とこれに影響する要因の検討,日本POS医療学会雑誌,19(1),136-141(2015)
木村公美, 篠崎公一, 上原亜紀, 佐古兼一, 岩崎俊之: バルプロ酸徐放性製剤の母集団薬物動態解析 徐放性製剤3種の比較. TDM研究, 24, 175-178 (2007).
大幸淳, 佐古兼一, 篠崎公一: 血清クレアチニンおよびアルブミン濃度を用いた腎機能推定法. TDM研究, 23, 261-267 (2006).
小児に対するバンコマイシン初期投与法のモデリング&シミュレーションによる評価(原著論文) Author:橋本 直人, 佐古 兼一, 諏訪 淳一, 新阜 愛梨, 佐野 円俊, 猪川 和朗, 石原 溶子, 松田 佳和 Source: 日本小児臨床薬理学会雑誌 (1342-6753)30巻1号 Page139-145(2017.01)
Ken-ichi Sako, Nozomi Yoshikawa, Naoto Hashimato, Yoshihiko Matsuki, Kazuro Ikawa, Norifumi Morikawa, Yoshikazu Matsuda. External evaluation of amikacin population pharmacokinetic models in Japanese adult patients 15th International Congress of Therapeutic Drug Monitoring & Clinical Toxicology, Kyoto(2017)
山口史絵, 橋本直人, 佐古兼一, 鈴木萌子, 諏訪淳一, 石原溶子, 松田佳和, 新生児のバンコマシンクリアランスに影響を及ぼす共変量の検討,日本薬学会第138年会, 3月, 金沢(2018).
駒井信子, 渡邉好造, 石井幸雄, 竹迫直樹, 西村富啓, 佐古兼一, 当院血液内科におけるバンコマイシン血中濃度低下の要因分析, 第34回日本TDM学会学術大会5月, 京都 (2017).
鈴木萌子, 佐古兼一, 松田佳和, 笠井英史, 母集団解析のための試験デザイン検討ツールの開発,第35回日本TDM学会学術大会5月, 京都 (2017).
佐古兼一, 鈴木萌子, 松田佳和, 笠井英史, Clinical Pharmacometrics解析における実践的諸問題 母集団薬物動態・薬力学(PopPK-PD)解析における試験デザイン シミュレーションに基づく検討方法,第34回日本TDM学会学術大会5月, 京都 (2017).
鵜澤友里合, 佐古兼一, 三浦聡至, 清水裕, 織本桂, 矢吹直寛, 矢嶋美樹, 河村剛至, 松田佳和,BMs-Pod を用いたメロペネムにおける菌種別至適投与量の考察, 第33回日本TDM学会学術大会5月, 宇都宮 (2016).
吉野のぞみ, 柘植昴太, 橋本直人, 佐古兼一, 松木祥彦, 大貫敏明, 矢島美樹, 河村剛至, 松田佳和,ジゴキシン母集団薬物動態モデルの適用性評価に関する検証,日本薬学会第135年会, 3月, 神戸(2015)
橋本 直人, 佐古 兼一, 本波 茉耶香, 織本 桂, 矢吹 直寛, 矢嶋 美樹, 河村 剛至, 松田 佳和
バンコマイシンのPK-PDパラメータ目標値と各種母集団薬物動態モデルへの適用に関する検討, 第32回日本TDM学会学術大会5月, 松本 (2015).柘植昂太, 佐古兼一, 喜古康博, 篠原嘉篤, 橋本直人, 三浦聡至, 河村剛至, 松田佳和, PMDAからの医薬品適正使用のお願い No.7「炭酸リチウム投与中の血中濃度測定遵守について」への対応を考慮した母集団薬物動態モデルの活用に関する臨床薬理学的検討, 第32回日本TDM学会学術大会5月, 松本 (2015).
臼井沙織, 佐古兼一, 松木祥彦, 嶋野仁, 柘植昂太, 佐々木有紀子, 上田恵子, 町田充, 矢吹直寛, 矢嶋美樹, 河村剛至, 松田佳和, 既報アルベカシン母集団薬物動態モデルの汎用性と適正使用に向けた新規モデルの提案, 第31回日本TDM学会学術大会5月, 東京 (2014).
橋本直人, 佐古兼一, 嶋野仁, 小林理栄, 新井亘, 増田裕一, 町田充, 矢吹直寛, 矢嶋美樹, 柘植昂太, 臼井沙織, 藤倉弘樹, 河村剛至, 松田 佳和, MRSA感染症におけるバンコマイシン母集団薬物動態解析(第2報), 第31回日本TDM学会学術大会5月, 東京 (2014).
柘植昂太, 佐古兼一, 町田充, 上田恵子, 山田新, 小林理栄, 新井亘, 橋本直人, 矢嶋美樹, 河村剛至, 松田佳和,高齢者におけるゾニサミド母集団薬物動態モデルの構築,第35回日本臨床薬理学会学術総会, 11月、愛媛 (2014)
中島孝則,佐古兼一,岩瀬晴信,高城徳子,茅野大介,窪田洋子,飯塚晃,下園拓郎,根岸和雄,村松信,中村和男,都築稔,岩田政則:ワンフロアー型専用施設によるOSCE試行とその運営上の問題点.日本薬学会第129年会,3月,26-28,京都 (2009).佐古兼一,中島孝則,瀧川真美,中村和男,岩田政則.OSCE時間管理におけるOSCEタイマーの有用性, 日本薬学会第128年会,3月,横浜 (2008).
佐古兼一, 篠崎公一: WebデータベースによるTDM情報システムの作成と改良, 第22回日本TDM学会学術大会,5月,沖縄 (2005).
篠崎公一, 佐古兼一: TDMの臨床実習に関する考察, 第22回日本TDM学会学術大会,5月,沖縄 (2005).
上原亜紀, 篠崎公一, 佐古兼一, 島田恵, 馬場彰泰, 赤石誠: ピルジカイニドおよびフレカイニドの母集団薬物動態解析, 第22回日本TDM学会学術大会,5月,沖縄 (2005).
佐古兼一, 篠崎公一, 佐藤美紀, 須田高司, 矢内原久, 村田晃一郎: クライアント/サーバー型TDM支援システムの構築(第1報), 1回日本TDM学会学術大会,6月,大阪 (2004).
杉村優衣, 佐古兼一, 枡屋諒大, 田島菖悟, 猪川和朗. 母集団薬物動態情報に関する添付文書記載状況の動向 ~医薬品適正使用推進のための利活用に向けて~ 第9回 次世代を担う若手のためのレギュラトリーサイエンスフォーラム,9月、東京 (2023)
小林賢, 熊倉隆二, 岩崎祐一, 上田晴久, 佐古兼一, わかりやすい薬学系の数学演習, 講談社, (2017).
小林賢, 佐古兼一 , 井上俊夫, 岩崎祐一, 加藤剛, 熊倉隆二, わかりやすい薬学系の統計学入門, 講談社, (2015).
池田敏彦, 弓田長彦, 佐古兼一, 基礎からの薬物動態学, みみずく舎, (2015).
竹内正弘, 山村重雄, 細川友和, 佐古兼一, 薬学のための医療統計学, 廣川書店, (2014).
九川文彦, 佐古兼一, 徹底解説 薬物動態の数学―微積分と対数、非線形, 廣川書店, (2013).
佐古兼一(共著翻訳): 改訂 ウィンターの臨床薬物動態学の基礎―投与設計の考え方と臨床に役立つ実践法, テクノミック (2005).
佐古兼一(共著): だれでもできるTDMの実践―QflexとOptjpWinを利用した薬物投与設計, テクノミック (2004).