脇 能広
薬学の知識を持って、フィールドに飛び出そう。
フィールド薬学は、地域における環境物質の調査・研究やさらに新薬に結びつくような薬物のタネを探す学問です。現在の生活環境は、環境ホルモンや放射線など、国民の関心は非常に高まっています。医療ビジネス薬科学科で学ぶ薬学の知識は、皆さんが生活するときに触れる様々な数値や単位について専門的に理解することができます。そしてデータの意味を、ただ数値が高い、低いと比較するのではなく、何時、何処でどのようにサンプリングしたかなどの情報を重要視して考察し評価する目を皆さんは養って下さい。またフィールド研究では、野山、土壌からサンプリングした動植物、鉱物などの試料から薬に繋がる物質の探索研究を行います。皆さんは薬草を知っていますか。以外に身近なところにも薬草はたくさんあります。身近な薬草を覚え、使えるようになって下さい。以外なところから新薬に繋がる物質が発見されるかもしれません。フィールド薬学には夢があり、無限の可能性が広がります。医療の世界を目指す皆さん、薬学の知識、ビジネスマインドそして情熱を持って新しい分野に挑戦してください。
学術論文
Haque Bhuyan MZ, Tamura Y, Sone E, Yoshinari Y, Maeda C, Takahashi M, Tabata Y, Murali R, Waki Y, Aoki K. : The intra-articular injection of RANKL-binding peptides inhibits cartilage degeneration in a murine model of osteoarthritis. J Pharmacol Sci., 134(2), 124-130 (2017).
脇 能広, 流王 訓子, 金子 喜三好:『危険ドラッグ』その後 危険ドラッグ沈静化への道.日本薬科大学教育紀要, 3巻, 29-37 (2017).
野澤 直美(日本薬科大学), 脇 能広:本学の地域社会貢献活動の現状. 日本薬科大学教育紀要, 1巻, 41-50 (2015).
安部 望里, 石井 汰王, 千葉 輝正, 小林 賢, 脇 能広:高校生を対象とした薬物乱用に対する意識調査.日本薬学会 第138年会, 3月, 金沢 (2018).
脇 能広:わかりやすい薬の効くプロセス改訂2版(編集 小野寺賢治), ネオメディカル, (2013).
脇 能広:歯磨きは健康のもと.あげポタ, (2017).