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荒井 健介

科学の目を養えば、見えないものも見えてきます。

身の回りの物質は「目に見えない」くらい小さな原子や分子などが集まってできています。ところが「目に見えない」はずの原子やイオンも化学的な推理を重ねれば「見える」ようになります。薬学では原子や分子を自由に操って目的の医薬品を化学的に作り出したりヒトの体や生薬中の成分を詳しく調べたりできるのです。こんな興味ある化学の世界を本学でぜひ一緒にのぞいてみませんか。私の研究は「生体関連物質や生薬中成分の高感度・迅速な分析法の開発」。マイクロ分析法や電気分析法を駆使し、より効果的な分析法を目指した開発を行なっています。



略歴
  • 東京薬科大学薬学部卒、同大学院薬学研究科博士課程修了、同大学薬学部講師、米国フロリダ大学化学科研究員、米国ジョージア工科大学化学科研究員を経て現職。

学術論文
  • Kajiyama T., Sakai S., Inoue J., Ohmuro S., Arai K., Kokusen H., Synthesis of a metal ion adsorbent from banana fibers and its adsorption properties for rare metal ions, J Ion Exchange., 27(3), 57-62 (2016).

  • 久保光志, 荒井健介, 吉村吉博:N,N-ジメチル-p-フェニレンジアミンを用いるフリーラジカル及び活性酸素種の吸光光度定量, 分析化学, 57, 667-671 (2008).

  • 工藤祐生, 角川 淳, 八木麻衣子, 中嶋 秀, 中釜達朗, 荒井健介, 吉村吉博, 内山一美: オープンウェル型マイクロチップを用いる酵素免疫測定法の開発,分析化学, 55, 313-316 (2006).

  • 中嶋 秀, 増田裕紀, 石野智美, 中釜達朗, 下坂琢哉, 荒井健介, 吉村吉博, 内山一美: マイクロチャネルを用いる酵素免疫測定法によるヒト唾液中イムノグロブリンAの迅速定量, 分析化学, 54, 817-823 (2005).

総説
  • 荒井健介: ストレスを「化学的に」はかる,埼玉県薬剤師会雑誌, 35(5), 16-18 (2009).

  • 荒井健介: シャープペンシル芯で化学計測,埼玉県薬剤師会雑誌, 35(11), 16-18 (2009).

  • 荒井健介: タンパク質の立体構造変化を検出する電気化学的アプローチ, ぶんせき, 2008, 668-669 (2008).

  • 荒井健介, 吉村吉博: 生薬分析, ぶんせき, 2008, 603-608 (2008).

海外および国際学会発表
  • Kubota Y., Murahashi T., Arai K., Doi T., Anzai K., Humanism education utilizing active learning ~Problems of life and death in medical care~, 77th FIP World Congress of Pharmacy and Pharmaceutical Sciences, September, Korea (2017).

  • Arai K., Akiba Y., Okajima M., Ikeda M., Electrocapillary curves at the polarized nitrobenzene/electrolyzed alkaline water interface, The International Chemical Congress of Pacific Basin Societies 2015 (Pacifichem 2015), December, Hawaii (2015).

  • Kajiyama T., Arai K., Kokusen H., Adsorption properties of banana fiber to metal ions, The International Chemical Congress of Pacific Basin Societies 2015 (Pacifichem 2015), December, Hawaii (2015).

  • Arai, K., Shimada, K. and Yoshimura, Y.: Anodic Stripping Voltammetry of Lead and Cadmium on a Glassy Carbon Electrode for Simultaneous Determination (Invited Lecture), Tokyo Conference 2005, Sept., Chiba, Japan (2005).

国内学会発表
  • 久保田洋子,村橋毅,土井孝良,荒井健介,樋口敏幸,安西和紀,ヒューマニズム教育プログラムの構築と課題〜アクティブラーニングの導入と評価〜,日本薬学会第138年会,3月,金沢 (2018).

  • 荒井健介,グラファイト描画電極の開発 -POCTへの応用を目指して-,日薬研究会,9月,埼玉 (2017).

  • 有馬竜斗,荒井健介,ボルタモグラム形状に及ぼすシャープペンシル芯グラファイト描画電極の面積の影響,第84回日本分析化学会有機微量分析研究懇談会・第104回計測自動制御学会力学量計測部会・第35回合同シンポジウム, 6月,大阪 (2017).

  • 有馬竜斗,荒井健介,シャープペンシル芯グラファイト描画電極の面積の影響,日本薬学会第137年会,仙台,3月 (2017).

  • 市川雄斗,荒井健介,イオン移動ストリッピングボルタンメトリーによるイオン濃縮効果の検討,日本薬学会第137年会,仙台,3月 (2017).

  • 仙田貴也,梶山哲人,國仙久雄,荒井健介,インジウムのサイクリックボルタモグラムに及ぼす酸及び作用電極の種類の影響,日本薬学会第137年会,仙台,3月 (2017).

  • 有馬竜斗,岡本実優,荒井健介,シャープペンシル芯グラファイト描画電極の作成,日本分析化学会第65年会,札幌,9月 (2016).

  • 岡本実優,荒井健介,シャープペンシル芯グラファイト塗布型電極の作成,第83回日本分析化学会有機微量分析研究懇談会・第101回計測自動制御学会力学量計測部会・第33回合同シンポジウム,盛岡,5月 (2016).

  • 岡本実優,荒井健介,Plastic Formed Carbon塗布電極の作成とサイクリックボルタンメトリーへの応用,日本薬学会第136年会,3月,横浜 (2016).

  • 宮沢駿,梶山哲人,國仙久雄,荒井健介,金電極上におけるガリウムおよびインジウムのサイクリックボルタンメトリー,日本薬学会第136年会,3月,横浜 (2016).

  • 荒井健介,薬学分野における電気分析の新たな応用,日本分析化学会第64年会, 9月,福岡 (2015).

  • 秋葉優,荒井健介,岡島眞裕,池田満雄,市販強アルカリ電解水/ニトロベンゼン分極性界面における電気毛管曲線,第82回日本分析化学会有機微量分析研究懇談会・第98回計測自動制御学会力学量計測部会・第32回合同シンポジウム,5月,松山 (2015).

  • 天野智予,須賀美菜子,田部佑真,奥山裕代,加藤久晶,荒井健介,簡易型炭素電極によるアルカリ性ホスファターゼ酵素反応の検出条件,第27回バイオメディカル分析科学シンポジウム,8月,東京 (2014).

  • 秋葉優,露谷翔子,萩野谷祥子,荒井健介,岡島眞裕,池田満雄,市販強アルカリ電解水/ニトロベンゼン界面における電気毛管曲線およびイオン移動ボルタモグラムの測定,第27回バイオメディカル分析科学シンポジウム,8月,東京 (2014).

  • 天野智予,須賀美菜子,荒井健介,シャープペンシル芯電極ボルタンメトリーによるALP酵素反応の検出条件,第81回日本分析化学会有機微量分析研究懇談会・第95回計測自動制御学会力学量計測部会・第31回合同シンポジウム,6月,東京 (2014).

  • 池田満雄,宮本政宗,高橋佑美,荒井健介,渋澤庸一,柳田顕郎,八巻 聡,LC/APCI-MSおよびLC/MS/MSを用いた植物由来セラミドの分子種ライブラリーの作成とその活用,日本分析化学会第62年会,9月,大阪 (2013).

  • 釣屋芽久美,川内 舞,荒井健介,シャープペンシル芯電極によるAdiponectinの電気化学ELISAの検討,第80回日本分析化学会有機微量分析研究懇談会・第92回計測自動制御学会力学量計測部会・第30回合同シンポジウム,5月,岐阜 (2013).

  • 久保光志,荒井健介,斎藤義人,加藤一良,渡邉泰雄: 血清酸化コレステロールの外来治療中モニタリングにおける意義:糖・脂質代謝異常疾患の患者を対象として.第122回日本薬理学会関東部会,6月,静岡(2010).

  • 荒井健介,久保光志,窪田洋子,斎藤義人,加藤一良,渡邉泰雄: ガスクロマトグラフィー/質量分析法を用いたメタボリック症候群患者の血清中酸化コレステロールの定量.第77回日本分析化学会有機微量分析研究懇談会,5月,京都(2010)

  • 久保光志,荒井健介,窪田洋子,齋藤義人,加藤一良,渡邉泰雄: Ⅱ型糖尿病あるいは脂質異常症で治療中の患者における酸化コレステロールの変動(1) .日本薬学会第130年会,3月,岡山(2010).

  • 荒井健介: ホルモン一斉分析のためのマイクロチャネルチップの作製.日本薬学会第130年会,3月,岡山(2010).

  • 中島孝則,荒井健介,村井保之,岩瀬晴信,高城徳子,茅野大介,木村道夫,窪田洋子,飯塚晃,下園拓郎,村松信,中村和男,都築稔,岩田政則,根岸和雄: OSCE評価集計におけるマークシート導入の有効性について.第19回日本医療薬学会年会,10月,長崎(2009).

  • 荒井健介: シャープペンシル芯を作用電極とするAs(III)の簡易定量法(依頼講演).第3回日本分析化学会関東支部大会,9月,東京(2009).

  • 久保光志,荒井健介,久保博昭,吉村吉博: ジヒドロローダミン123を用いた生体中の過酸化物由来フリーラジカルの簡易分析法の開発.第76回日本分析化学会有機微量分析研究懇談会,6月,大宮(2009).

  • 荒井健介,島田勝久,吉村吉博: シャープペンシル芯を作用電極とするAs(III)の簡易定量法の開発.第76回日本分析化学会有機微量分析研究懇談会,6月,大宮(2009).

  • 久保光志,荒井健介,久保博昭、吉村吉博: ジヒドロローダミン123を用いた活性酸素種、過酸化物および過酸化物由来のフリーラジカルの簡易分析法の開発.日本薬学会第129年会,3月,京都(2009).

  • 久保光志,山村紗耶香,荒井健介,吉村吉博: ジヒドロローダミン123を用いたフリーラジカル・活性酸素種の定量法の開発.9月,日本分析化学年会第57年会,福岡 (2008).

  • 荒井健介,島田勝久,吉村吉博: シャープペンシル芯電極ボルタンメトリーにおけるAs(III)の定量条件の検討.第69回分析化学討論会,5月,名古屋 (2008).

  • 久保光志,荒井健介,吉村吉博: ポリフェノール類の安定性試験法の開発.第75回日本分析化学会有機微量分析研究懇談会・第77回計測自動制御学会力学量計測部会・第25回合同シンポジウム,5月,金沢 (2008).

  • 久保光志,荒井健介,久保博昭,吉村吉博: ジヒドロローダミン123を用いたフリーラジカル・活性酸素種の分析法の開発.日本薬学会第128年会,3月,横浜 (2008).

  • 荒井健介,島田勝久,吉村吉博: シャープペンシル芯電極ボルタンメトリーによる環境水中As(III)の定量.日本分析化学年会第56年会,9月,徳島 (2007).

  • 久保光志,青木 亮,伊藤貴志,山村紗耶香,荒井健介,吉村吉博: 3,3’‐ジヒドロキシベンジジン(DHB)を用いたフリーラジカル・活性酸素の簡易測定法の開発.日本分析化学年会第56年会,9月,徳島 (2007).

  • 荒井健介,島田勝久,吉村吉博: シャープペンシル芯を作用電極とする陽極ストリッピングボルタンメトリーによる河川水中のAs(Ⅲ)の定量.第20回バイオメディカル分析科学シンポジウム(BMAS 2007),7月,八王子 (2007).

  • 久保光志,荒井健介,吉村吉博: 血清中フリーラジカルの微量分析法の開発.第74回日本分析化学会有機微量分析研究懇談会・第76回計測自動制御学会力学量計測部会・第24回合同シンポジウム,5月,東京 (2007)

  • 荒井健介,島田勝久,吉村吉博: シャープペンシル芯を作用電極とするAs(III)の陽極ストリッピングボルタンメトリー.第68回分析化学討論会,5月,宇都宮 (2007).

  • 久保光志,荒井健介,吉村吉博: 血清中植物性ステロールの高感度定量法の開発.第68回分析化学討論会,5月,宇都宮 (2007).

  • 久保光志,荒井健介,吉村吉博: DMPDを用いた血清中フリーラジカルの分析方法の開発.日本薬学会第127年会,3月,富山 (2007).

  • 久保光志,荒井健介,吉村吉博: ポリフェノールの安定性評価法の開発.日本生薬学会第53回年会,9月,埼玉 (2006).

  • 荒井健介,島田勝久,吉村吉博: 重金属のスクリーニングのための簡易型炭素電極の検討.日本分析化学会第55年会,9月,大阪 (2006).

  • 久保光志,荒井健介,吉村吉博: N,N‐ジメチル‐p‐フェニレンジアミン(DMPD)を用いたポリフェノールの安定性評価法の開発.日本分析化学会第55年会,9月,大阪 (2006).

  • 荒井健介: 酵素免疫測定法(ELISA)による生体関連物質の分析(依頼講演).第29回分析化学若手の会 八王子セミナー,6月,八王子 (2006).

  • 工藤祐生,角川 淳,八木麻衣子,中嶋 秀,荒井健介,吉村吉博,内山一美: オープンウェル型マイクロチップを用いた酵素免疫測定法の開発.第29回分析化学若手の会 八王子セミナー,6月,八王子 (2006).

  • 久保光志,荒井健介,吉村吉博: 吸光光度法によるフリーラジカル・活性酸素の定量法の開発.第67回分析化学討論会,5月,秋田 (2006).

  • 工藤祐生,角川 淳,八木麻衣子,中嶋 秀,中釜達朗,荒井健介,吉村吉博,内山一美: オープンチャンネル型マイクロチップを用いた表面反応型酵素免疫測定法の開発.第67回分析化学討論会,5月,秋田 (2006).

研究費の受入状況
  • 荒井健介(代表),日本薬科大学学術研究助成A,シャープペンシル芯グラファイト描画電極の薬学分野への応用,200千円(総額400千円)(2016-2017)

  • 荒井健介(分担),環境研究総合推進費(環境省),電子機器廃棄物および処理残渣中のガリウムとインジウムの分離回収システムの構築,500千円(総額9576千円),(2016)

  • 荒井健介(分担),環境研究総合推進費(環境省),電子機器廃棄物および処理残渣中のガリウムとインジウムの分離回収システムの構築,1000千円(総額10203千円),(2015).

  • 荒井健介(分担),環境研究総合推進費(環境省),電子機器廃棄物および処理残渣中のガリウムとインジウムの分離回収システムの構築,1005千円(総額9990千円),(2014).

  • 荒井健介(代表),日本薬科大学学術研究助成金,ディスポーザブル型炭素電極を用いる新規な電気化学イムノクロマト法の開発,400千円,(2013).

  • 荒井健介(代表) 文部科学省科学研究費補助金基盤研究(C), 不妊症診断・治療のための迅速簡便なホルモン一斉分析システムの開発, 4,330千円 (2006-2009).

  • 荒井健介(分担) 経済産業省地域コンソーシアム研究開発事業, MEMS技術を利用した高速・高機能な健康度検査システムの開発, 82,000千円 (2004-2005).

著書
  • 荒井健介(分担),スタンダード薬学シリーズⅡ-2 物理系薬学Ⅱ.化学物質の分析,東京化学同人 (2016).

  • 荒井健介(分担),これからの環境分析化学入門,小熊幸一,上原伸夫,保倉明子,谷合哲行,林 英男 編著,講談社 (2016).

特許
  • 特願2005-96160(出願中), 唾液採取器具および唾液採取装置(共同発明)(2005).

受賞歴
  • ベストポスタープレゼンテーション賞,第 83 回日本分析化学会有機微量分析研究懇談会・第 101 回計測自動制御学会力学量計測部会・第 33 回合同シンポジウム5月,盛岡 (2016).

  • 星野賞・ポスター優秀発表賞,第27回バイオメディカル分析科学シンポジウム,8月,東京(2014).

学会活動
  • 日本分析化学会第68回分析化学討論会実行委員会委員(2006~2007)

  • 日本分析化学会「分析化学」誌編集委員会委員 (2006~現在まで).

  • 埼玉県薬剤師会雑誌編集委員会委員 (2008~2010).

  • 第76回 日本分析化学会有機微量分析研究懇談会合同シンポジウム実行副委員長 (2008~2009).

  • 日本分析化学会有機微量分析研究懇談会委員 (2008~現在まで).

  • 国際化学オリンピック2010実行委員会総務小委員会副委員長 (2008~現在まで).

その他
  • Kajiyama T., Arai K. Kokusen H., Adsorption of indium and gallium on natural banana fiber, Proceedings of The 21st International Solvent Extraction Conference (ISEC 2017), 264-269 (2017).

  • Kajiyama T., Makino S., Takase S., Ohmuro S., Arai. K., Kokusen H., Solid-phase extraction of Ga3+ and In3+ with a hexadentate chelating reagent, Proceedings of The 21st International Solvent Extraction Conference (ISEC 2017), 278-283 (2017).

  • 荒井健介,薬学分野における電気分析の新たな応用,有機微量分析研究懇談会会報第17号, pp. 2-27 (2016).