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大学からのお知らせ【社会貢献・地域連携】

埼玉未来大学伊奈学園で新井一郎教授の講義を実施しました。

6月22日(木)、令和3年度の埼玉未来大学伊奈学園ライフデザイン科(公益財団法人いきいき埼玉主催)の講義が県民活動総合センターで行われ、54名の方々が受講されました。

 

講師として、日本薬科大学大学院薬学研究科、同大学薬学部の新井一郎教授が登壇し、「東洋医学に基づいた未病と健康」というタイトルで1時間半の講義を行いました。

 

先ず、本講座では、東洋医学における未病の概念や養生の考え方などについて、丁寧に説明をした後、実際に健康寿命を延ばすためにはどのようなことをすればよいのかという点について、具体的な事例を挙げて解説を加えました。

 

前半は、東洋の世界観全般について、陰陽思想、中国の三大医学古典等を取り上げ、挿絵や図表を用いながら分かりやすく解説を行うとともに米国で承認されたアルツハイマー病薬のアデュカヌマブを例に、西洋薬でも未病の時に用いる医薬品があることを説明しました。

 

後半は医薬品と健康食品の違い、健康食品の安全性や有効性について、利用者側の問題点を提起し、警鐘を鳴らすとともに、福岡藩の儒学者、貝原益軒によって書かれた、養生(健康、健康法)についての指南書『養生訓』を紹介をしました。

 

ライフデザイン科の受講生は、シニアライフを安心して暮らしていくために必要な知識の習得に加え、実際に身体を動かし、楽しく健康習慣を身につける健康長寿プログラムを学んでいる(埼玉未来大学公式サイトより抜粋)ことから、特に、東洋医学の観点からの未病と健康についての学びということもあり、講義中は、熱心にメモをとったり、うんうんと頷く姿が見受けられました。時折、新井教授のユーモア溢れる話にクスクスと笑い声が聞こえるなど終始和やかな雰囲気に包まれていました。

 

コロナ渦で、募集人数を半分に制限しての開講となりましたが、埼玉未来大学伊奈学園の学びの場に講師派遣という形で本学も地域貢献をすることが出来ました。

 

今回の講義を皮切りに前期課程は下記4会場にて、本学講師派遣による4回の講義が開講される予定です。詳細は下記のとおりです。

 

【新井一郎教授登壇日程】

6月22日(火)10:15~11:45 伊奈学園(65人)埼玉県県民活動総合センター(第2研修室)  

※終了しました。  

7月15日(木)13:00~14:30  川越学園(95人)ウェスタ川越(多目的ホール)

7月21日(水)13:00~14:30 川口学園(50人)川口総合文化センター リリア(大会議室)

 

【前田智司教授登壇日程】

7月2日(金)13:00~14:30  春日部学園(50人)春日部市民文化会館(大会議室)

7月7日(水)13:00~14:30 熊谷学園(70人)熊谷市立勤労会館(大ホール) 

 

*埼玉未来大学とは50歳以上を対象に「公益財団法人いきいき埼玉」が、令和2年に新たに創設したシニアの学びの場で、現在はコロナ渦での開催ということもあり、会場では、基本の感染症対策を講じながらの開講となりました。