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大学からのお知らせ【さいたま / お茶の水】

理科教員のための実践教養講座を実施しました。

 1月15日(土)に近県の高等学校の理科教員に参加を募り、理科教員のための実践教養講座を実施しました。埼玉県内をはじめ、東京都、神奈川県、茨城県の理科教員21名が講座に臨みました。 

今回は「病原体を抑制、不活性化する物質とその科学」のテーマのもと、滅菌、殺菌の方法やレベル及び作用に関する講義と大腸菌の増殖を抑制する物質の実験が渡邉峰雄教授、猪瀬敦史准教授の指導で行われました。 

滅菌や殺菌に関する講義では、滅菌と殺菌の違いの説明からはじまり、細菌や芽胞、ウイルスに対する消毒効果、滅菌、消毒の効果に影響を与える因子、消毒薬の分類と作用等についての講義がされ、活発な質問もあり楽しみながら学ぶことができました。実験では、大腸菌を増殖した培地に抗生物質、逆性石鹸、次亜塩素酸、そして、参加者が持参した殺菌性があると思われる物質を入れ、1時間ごとに大腸菌の増殖を定量的に測定し、その作用について考察しました。 

参加した高等学校の先生方は、講義や実験を通じ、消毒の大切さや方法について理解を深め、現在、感染が広がっている新型コロナウイルスに対する消毒の有効性についても深く考える機会となりました。