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大学からのお知らせ【社会貢献・地域連携】

さいたま市教育委員会と本学との連携プロジェクトを実施しました。

 

 5月29日(日)、さいたま市教育委員会と本学との連携プロジェクトの開講式&研究開発についての学習会が眩い緑のさいたまキャンパスにて実施されました。

 

 

 このプロジェクトは、さいたま市教育委員会と本学が、本市の教育活動の充実および 健康、医療、スポーツ、SDGs等の普及・振興をとおして市民の健全な心身の発達に資することを目的として結んだ連携協定(令和4年度2月締結)に基づき、連携プロジェクト「元気 が出る食品・食事メニューを開発し、さいたまのプロスポーツ選手を応援しよう」の趣旨に賛同する協力団体とともに、生徒主体の研究開発が行われることになりました。

 

 本プロジェクトの目的は、さいたま市教育委員会が推進する STEAMS 教育のプロジェクトベースドラーニング(PBL)と、薬学を中心に産学官の地域連携を積極的に展開する日本薬科大学の専門的な知見との融合で、プロスポーツ選手を応援するという学びを創出することです。

 

 当日は、さいたま市内の中、高校生15名と学生9名の計24名が参加し、中高校生をA~Dの4つのグループに分け、そのグループに学生が3名ずつ加わる形で進められました。

 

 先ず初めに、開講式が行われ、松田学部長の挨拶後に改めて司会者からプロジェクトに関する概要説明が行われました。続いて、本学の施設見学(漢方資料館、薬用植物園、研究実習棟12階の展望回廊)、起業家精神育成講座、本学糸数七重講師による漢方資料館の案内、ヨーロッパ野菜の学習を行い、予定していた全カリキュラムを無事終了しました。

 

 

 参加した生徒達は、自己紹介、施設見学等を通して徐々に打ち解け、学生とも気軽に話をする様子が特に印象的でした。また施設見学後には「広い大学で驚いた」、「薬用植物園で薬の原料となる植物を見ることが出来て良かった」、「漢方って凄い、興味が湧いてきた」等といった感想が寄せられました。

 

 

 

 

 

 さいたまヨーロッパ野菜研究会の北様からは色がきれいで栄養価や薬効が高いと言われているヨーロッパ野菜を使い、例えばパウダーでチームカラーを表現して、視覚的にチームを応援するのも面白い発想等と提案が出されました。

 

 

 株式会社しょうがのむしの周東様からは自らの目的でもある地産世消についてや、中、高校生では体験できないクラウドファンディングの経験、埼玉県内で起こしたプロジェクトを楽しみながら成功させてほしいとのエールがありました。また自身の体験談から経験や気づきによって発酵ジンジャーエールが誕生した経緯を話し、生徒や学生にも是非成功体験をしてほしいと熱く語りました。

 

 

 

 本プロジェクトの日程は本日を含め5回です。次回、6月12日(日)はさいたまブロンコスの選手へのインタビューをもとに開発コンセプトの検討、決定、漢方薬学学習(継続)、食材の成分分析、食材の組み合わせの検討(発酵しょうがと漢方・ハーブの組み合わせ)等を行う予定です。