理科教員のための実践教養講座(第15回)を実施しました
高等学校の理科教育に携わる先生方の発展的知識とスキルの向上を目的に、理科教員のための実践教養講座を1月17日(土)に実施しました。本講座は、年に1回、埼玉県教育委員会の後援を受けて実施しているもので、今回で15回目となります。
今年度のテーマは、「電子スピン共鳴(ESR)装置を用いた食品の酸化評価」で、分子機能科学分野の高城徳子准教授が担当いたしました。この電子スピン共鳴(Electron Spin Resonance)法は、不対電子を有する物質(ラジカル)の種類や量を評価することが可能です。生体内の酸化や食品の酸化に関与する活性酸素種は、不対電子を有していることから、酸化の度合の測定が可能となります。今回の実習では、食品の酸化の例として、ビールの酸化について評価を行いました。ビールのもつ味わい(香味)は、活性酸素種により酸化されることで損なわれることが知られています。種類の違うビールの活性酸素種を、時間の経過とともにESRで追うことにより、ビールの味わい(香味)の低下を知ることができました。

実習には、埼玉県立上尾高等学校、埼玉県立浦和第一女子高等学校、埼玉県立熊谷西高等学校、東京都立足立新田高等学校、東京都立小台橋高等学校、東京純心女子高等学校、目白研心高等学校、目黒日本大学高等学校、渋谷教育学園渋谷中学高等学校、城北高等学校、聖パウロ学園高等学校、神奈川県立相模原弥栄高等学校、神奈川県立横浜国際高等学校、神奈川県立生田高等学校、神奈川県立厚木高等学校、栃木県立宇都宮中央高等学校、栃木県立小山南高等学校、茨城県立境高等学校から18名の先生方が参加され、熱心に実習に取り組んでいました。




