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大学からのお知らせ【社会貢献・地域連携】

「令和元年度 伊奈町学校開放講座・後期③」を実施しました。

 日薬祭当日の11月10日(日)、多くの来場者で賑わうさいたまキャンパスにおいて、令和元年度伊奈町学校開放講座(後期)第3回目(特別講演)を開催し、町民等30名が参加しました。


 今回は、「認知症って予防できるの?」というタイトルで、本学臨床薬学部門長の松田佳和教授による2時間の講義を行いました。


 松田教授から地域連携室の取り組み、臨床薬学部門の社会貢献といった前置きの後、本題に入り認知症を予防して健康寿命を延ばすことを目的とした認知症医薬品の研究結果と和食による健康管理についてお話がありました。


 講義中、認知症機能改善効果が期待されるブタの肝臓分解物(PLDP)の製造過程について、ホスファチジルコリンなどの専門用語が飛び交いながらも受講生が理解しやすいように、事例を挙げて解説し、ユーモア溢れる優しい口調で終始和やかな講座となりました。

 

 松田教授は、医薬品の副作用にも触れ、先ずは生活習慣の見直しや、バランスの取れた和食を心がけるなど誰もが取り組める方法について具体的なお話がありました。そして何より「笑顔が健康の秘訣」であることを教授自ら実践した講義となりました。

 

 講義終了後の質疑応答の時間には、複数の受講生から松田教授に対して積極的な質問が投げ掛けられていました。

 

 講義後のアンケートには、「認知症予防に対してとても参考になった」、「食の大切さを認識した」、「生活改善の意識が高まった」などの喜びの声が多数あり、「ぜひまた講演の機会を設けてほしい」との要望が寄せられました。


 次回の伊奈町学校開放講座・第4回目は、12月21日(土)山路准教授による「冬を乗り切る漢方~自家製お屠蘇散で新年を迎えましょう~」を予定しています。本年度最後の伊奈町学校開放講座となりますので、多くの皆さまのご参加をお待ちしています。